2012/03/11

DSiウェアの「プチコン」を購入&「プチコンMK-II」が3月14日に発売。

結構前の話ですが、DSiウェアの「プチコン」を購入しました。これから買うなら、3月14日に発売される、改訂版の「プチコン MK-II」をどうぞ。というわけで、実際に触ってはないのだけど、「プチコンMK-II」の方も一緒に紹介しておきますね。

プチコン公式サイト
プチコンMK-II公式サイト

「プチコン」及び「プチコンMK-II」は、DSi以降で使える、プログラム開発環境です。ダウンロード販売専用で、価格は両方とも800円。DS本体だけで、プログラミング環境が完成しちゃってる点が、一番の売り。言語は、8ビット時代のBASICほとんどそのままですが、行番号が無く代わりにラベルを使うなど、一部に仕様の違いあり。MK-IIでは更に、GOTO文で指定するラベルに変数が使えるので、C言語でいう関数ポインタに似た事も出来ます。他にも、色々と便利機能が追加されていて、BASICとしてはわりとリッチな感じに仕上がっています。

BASICを知らない人向けに、簡単に説明しておきます。BASICは1970年代に、プログラミング学習向けに作られたプログラム言語です。80年代になり、一般家庭にパソコンが普及し始めた頃に、パソコン初心者の間で人気を呼びました。これは、殆んどのパソコンで簡単に使えた事と、当時の基準でパソコン用ゲームソフトが高額だった事が、主な理由だと思われます。そもそもが学習用途なので、非常にシンプルで分かり易い反面、あまり高度なプログラミングには向いていません。しかしながら、趣味で使っている学生がユーザーの大半だったせいか、とんでもない技術を駆使した大作プログラムを組む人も、結構ゴロゴロ居たりもしましたが。

で、「実際のところ、どこまで出来るの?」という話ですが。具体的には、Youtubeなどの動画を見てもらうのが、一番分かり易いでしょうが、せっかくだから簡単に説明。そもそも、DS自体の性能が、昔のパソコンと比べると遥かに高いので、出来る事の幅は意外と広いです。ファミコン中盤頃までのゲームなら、充分に完全再現を狙えそう。DSの2Dグラフィック機能が一通り使えるし、三角関数なども用意されているので、工夫次第でかなり遊べる感じ。音楽については、開発コストの都合で、Mk-IIから本格的に対応となりました。むしろ、音声合成という豪華すぎるオマケ付き。

プログラミングの入門環境として、プチコンが気になっている人は、「ファミコンレベルかよ……」と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけ、最初の内はこの程度の方が良いです。上限がはっきりしている分、完成形をイメージし易いですから。勉強を始めた頃は、当面の目標がはっきりしていた方が良いと思います。それに、これでも面白く作るために工夫すべき余地は、色々とあるわけですし。ファミコンレベルでも、面白く作るのは大変ですからねぇ。

但し。もしプロのプログラマを目指すのであれば、プチコンは趣味と割り切って、早めに他のプログラム言語の勉強を始めた方が良いでしょう。と言うのも、プチコンは仕様が古過ぎて、現在のプログラミングの常識が通用しないからです。そういうプチコンの特殊な立ち位置さえ理解しておけば、プチコンから学んだ事を無駄にせずに済むでしょう。

その一方、プログラミング経験者にとって、プチコンの存在意義がどこにあるかと言うと、懐古趣味を除けば、やはり「DSだけで、気軽にプログラミング出来る」の一点に尽きます。古いBASICである以上、本格的なプログラミングは期待出来ないわけで。ここに魅力を感じなければ、プチコンは無用の代物でしかないでしょう。良くも悪くも、プチコンはそういうものです。

ただまあ、「趣味としてプログラミングを楽しむ」という点では、(現在の基準で)ヘボいゲームが許される環境というのは、隅っこにさりげなく残しておいた方が良いんじゃないか、とも思うわけで。趣味だから自分が楽しければ良いとは言っても、作ったものを見てもらえるかどうかは、モチベーションに関わりますから。「こうあるべき」とは思わないけど、選択肢の一つとしては、あった方が良い、という感じで。

ま、取り敢えずポチポチと触ってみます。

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