えーと、まず。御免なさい、前回に嘘を書いちゃいました。Hearts of Iron 2は日本語版の発売が予定されています。ひょっとして、前作が開発中止になったのは、リンク先に書いてあったようにイデオロギーがあれこれって訳でも無かったのかしら?
閑話休題。前回、「まだルールを覚えている段階でし」とか書いてますが、具体的には、国内の経済状況をどうやって成長させるのか、或いはコントロールすれば良いのかがサッパリ分からなくて、ずーっと困っておったわけです(別に他の要素を無視していたわけではなくて、「とにかく経済をコントロール出来ない事には何も始まらない」と思い込んでいたのです)。で、公式フォーラムの FAQを何度も読んでようやくピンと来たんですが、このゲームの経済って、プレイヤーがしっかり管理するんじゃなくて、全体的には自然の流れに任せるしかない、というスタイルなんですね。あ、勿論、プレイヤーの行動が全く影響しないって事はありませんが、どちらかと言うと、経済の成長をコントロールするんじゃなくて、経済の状態を安定させるのがプレイヤーの(主な)仕事、という感じです。
んで、実のところ、ルールの理解で詰まっていたのは本当にこの部分だけだったので、現在は実験メインで本編を進めています。というわけで、せっかくだから現時点で進んでいるところまでの AAR(After Action Reportの略。日本語では「リプレイ」と呼ばれますが、全世界レベルでは AARの方が一般的らしい)を書いてみました。
The Grand Campaign Castilla 1419-1454
今回は、「初心者に一番お勧め」であるらしいカスティーリャ(註:後に Aragonを併合してスペインとなる国)でプレイを開始。サクッと 1454年まで進みました。
以前、序盤だけを何度かプレイしてみた時に、かなり序盤に隣のポルトガルから軍事同盟のお誘いが来て、なおかつポルトガルが北アフリカの国に戦争を仕掛けるため、自国もその戦争に巻き込まれる事が判明しておりました。ので、今回はまず、その展開を避けるために手を打ってみました。
具体的には、さっさと隣国 Aragonと同盟を組んでしまいました。EU2では、一つの国が同時に一つの同盟にしか加盟出来ないため、この状態ではポルトガルが同盟を持ち掛けてくる事が出来ません。当然ながら、ポルトガルの起こした戦争に巻き込まれる事もなく、ただただボーッとしていられるのです。あと、自国が同盟の盟主となる事で、外交面で積極的に動き回って遊んでみよう、という目論みもありましたね。
そのポルトガルは、件の戦争が終結した頃を見計らって同盟に誘いました。取り敢えずはイベリア半島同盟を作ってみようという方向で。
しかし、そのしばらく後に Aragonがすぐ北にある Navarraに宣戦。同盟があるので参戦しない訳にはいきませんが、カスティーリャとしては特に Navarraと戦争する理由もないので、さっさと和平。むしろ、この国を同盟に誘ってみたら面白そうだという気分に(註:その後の外交による属国化、外交的併合という流れを見越しての判断)。しかし、Aragonが長々と戦争を続けたせいで、それはなかなか実現しませんでした。
Navarraに対して手を出せないので、ゲーム開始時から持っている植民地、カナリア諸島に植民をバンバン派遣して人口を増やし、「自国の都市」にランクアップさせてみました。そうこうしている内に Aragonとの戦争が終結、即座に Navarraを同盟に組み込みます。時折贈り物などをして関係を向上させつつ、イベリア半島南端にある Granada王国について思案してみました。
Granada王国はイスラム教シーア派による国家で、史実ではカスティーリャが Aragonと統合して誕生したスペイン王国によって、1492年に滅ぼされています。どうせなら史実に抗ってやろうではありませぬか。というわけで、まあ戦争は仕掛けたんですが、和平交渉で「属国化」して、将来的に外交による併合に繋げてみました(註:後述しますが、これは失敗)。しかし、これは上手く機能せず。なんか、Aragonが Granadaに宣戦しやがりました。Aragonからの要請を受けても断わっても駄目な方にしか働きません。というわけで、ロードしてやり直しました。流石に。
....て言うか、実はこれ、そもそも属国化した事自体が間違いだったんですけどね。何故なら、イスラム教の国家とキリスト教の国家を、外交で併合する事は出来ないからです。ゲームのルールでそうなってるとか言う以前に、常識で考えたら当たり前の事ですよね。ええ、間抜けでした。
というわけで、ゲームのルール上、一回の戦争だけで Granada王国を軍事併合する事は出来ないので、二回戦争を仕掛けて Granada王国を滅亡させました。何と言うか、史実とは50年くらい時期がずれただけでしたね。うーん。
いや! まだ史実に抗える箇所は残されています。史実では、Granada王国を併合した後、時のスペイン国王イザベル一世の「イスラム教徒はカトリックへの改宗 or Die」な政策により、ものすごーく血生臭い展開となってしまうのですが、自分は既にイスラム教への寛容度を高めに設定してあるので(註:カスティーリャは、自国内にイスラム教徒を抱えているので、この様に変更した)、多分大丈夫です。....歴史イベントが待っているような気もしますが。
とまあ、現時点ではこんな感じです。もう少し経つと植民地時代となり、スペインの黄金時代が始まるわけですが、さて、一体どうなる事やら。
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