2012/02/02

King Arthur 1:ここからが本番。

キャメロット城を入手する事により、本格的な内政とランダムクエストの要素が解禁され、これでようやく、King Arthurに用意された全てのゲームシステムが出揃います。つまり、ようやくここからが本番というわけです。内政の指示は、冬のターンだけ(つまり、4ターンに一度)しか行えないので、まずは冬を待ちます。

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さて、まずは待ち望んでいた技術開発画面を開いてみます。Millitary、Economy、Kingdomという3つの技術ツリーがありますが、まずは軍事力の強化を狙います。そろそろ、敵側にランクが上のユニットが出て来ているので、こちらも戦闘力の底上げをしておかないと、辛くなりそうです。最初は、BowmanをLongbowmanにアップグレードさせる技術を選択。パッチで弱体化したとは言え、何だかんだで弓兵の影響力は大きいですから。なお、既存ユニットのアップグレードは、無償で自動的に行われます。

ところで、技術ツリーから判断すると、Moralityで解禁されるユニットや、DLCで追加されるユニットには、アップグレードが用意されていないようですね。解禁された時点では強力だけど、後々まで使えるわけではない、という事か。……いや、これらのユニットは、基本ユニットには無い特殊能力を持っていたりするので、決め付けるのは良くないか。まあともあれ、評価は保留。

技術開発は、Reserchポイントが毎ターン蓄積されていき、各技術の必要分が溜まると完成するという、ストラテジーではお馴染みのスタイル。勿論、Reserchポイントの産出量は、幾つかの方法で上げる事が出来ます。国力増強では、まずここを上げてみましょうかね。

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というわけで、続いてキャメロット城への設備投資。Reserchポイントの産出量を増やすものの他に、周辺地域の収入を増やすもの、生産するユニットに経験値を100xp与えるもの、の合計3つの設置を指示しておきました(建築の指示が、4ターンに一度しか出せないため)。最初は、このへんが鉄板でしょうかね。

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ターンを進めて春になると、ランダムクエストが発生する季節。さっそく、4つのランダムクエストが発生しております。いわゆる「お姫様救出」クエストが2つに、洪水と、クリスチャンの反乱。洪水と反乱は、内政にペナルティが発生してしまうので、早めに解決しておいた方が良さそう。こういったマイナス効果を持つクエストは、種類によっては技術開発により発生を抑えられるようです。発生頻度次第では、早めに該当する技術を開発しておいた方が良いかもしれませんね。

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また、今回の洪水と反乱クエストは、「Diplomacy」クエストであり、金銭や食料などの貢ぎ物と引き換えに交渉を行う、というスタイルになっています。貢ぎ物が多いほど、高度な交渉オプションが選択可能となります。写真は洪水クエストのものなので、貢ぎ物ではなく住民への奉仕なのでしょう。状況によっては、必ずしも最もコストが掛かる選択肢が最も良い、というわけでも無さそう。この例だと、最上位の選択肢でMoralityがRightfulに+1されてしまうので、Tyrantルートを進む場合は、少しだけ悪影響が出てしまいます。

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などとやっている内に、シナリオ進行に関わるクエストが発生。この先に起こるであろう惨事を予見したという男が現れたため、惨事を未然に防ぐために、この男から話を聞く必要がある、というもの。ネタバレを避けているので、詳しくは書きませんが、最初に発生したクエストだけでは終わらず、この男に会うまでにまだ一悶着ありそうな予感。

ま、取り敢えず今回はここまで。

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2012/01/29

King Arthur 1 :キャメロット城を入手

さて、いよいよキャメロット城を入手しますよ。これが終わるとストーリーが新たな章に突入し、内政の要素がゲームに加わります。

まずは、状況の説明を。このゲームでは、キャメロット城は二つの建設候補地のうち、どちらかを攻略してキャメロット城を建設する、という設定になっています。候補となる都市は、Londonと、Virocoriumの二つ。後者のVirocoriumは日本人に馴染みのない名前ですが、中部イングランドの最西端あたりに存在していた、ローマ帝国時代に作られた都市だそうです。ゲームの舞台となる時代では、ローマ帝国ではなくケルト系民族の支配地となっています。

と、これを書いていて思い出したんで白状しますが、最初の紹介記事でゲームの舞台を「10世紀ごろのイングランド」とか書いていますが、これは明らかな間違いであり、お恥ずかしい。ゲームの舞台は七王国時代と呼ばれる時期であり、年代では5世紀から8世紀に相当します。ゲーム内の状況と、原案となった伝説から察するに、七王国時代の中でも早い時期ではないかと思われます。

それはともかく、どちらをキャメロット城とするかは、アーサー王が庇護する信仰として、Old FaithとCristianityのどちらを選ぶかで決めます。Old Faithを選ぶならVirocorium、CristianityならLondon。自分は最初からOld Faithで行くと決めていたので、ここは迷わずVirocoriumで。

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これが、Virocorium攻略直前の様子。上の方で光の柱が降りているのが、目的地のVirocorium。当然ながらここには敵軍が駐留してますが、更にそのすぐ下のストーンヘンジにも、別の軍隊が駐留しています(見え難いけど、旗に注目)。敵の残存戦力はこれだけですが、攻城戦では多大な損害が予測されるので、両方の軍隊を同じターンで潰しておかないと、反撃が怖い。というわけで、まずは下の部隊を蹴散らしてから、Virocoriumの攻略に取り掛かります。

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2012/01/25

久し振りに、King Arthur (1)を進めてみた。

Might and Magic Heroes VIという待望の大物が、ようやく到着したと言うのに。何だか最近は、King Arthurを遊びたい気分なのですよ。というわけで、こちらも少しずつ進めていく事にしました。

最後にKing Arthurの記事を書いてから、何度かパッチが来て、ゲームバランスに大きめの調整が入りました。具体的には、弓兵の弱体化と、特に序盤で新しいクエストが発生するタイミングを遅らせた(註:発生条件を満たしてから、発生するまでのタイムラグを大きくした)、のだそうで。まあ確かに、ターン数制限付きのサブクエストが次々と発生して、大忙しでしたからね。今回、最初からやり直してみたら、確かに昔ほどには忙しくない感じ。それでも、とあるクエストは発生条件を知らないと、相当にシビアですが。

さて。先程書いたように、バランス調整が入ったので最初からやり直しています。現在は、メインストーリーで「湖の魔女」の手でエクスカリバーの魔力を甦らせる事に成功し、次は今後の拠点となる城塞都市キャメロットを奪取しよう、という流れ。……ですが、サブクエストを攻略していたら、あと一歩のところで時間切れ。キャメロット城攻略は、次回にお預けです。

一般的なCRPGと同様に、King Arthurも、サブクエストを全てこなして行った方が、後々有利です。原則として、サブクエストを敢えて無視する理由は、ありません。で、サブクエストを全てこなしていく前提で言うと、序盤は結構難易度が高いですね。戦闘に勝つだけなら、さほど難しくはないんですが、一部サブクエストにはターン数制限があるため、直前の戦闘で損害をきっちり抑えておかないと、回復の余地が無くてかなり厳しい。自分はRTSに不慣れな事もあって、序盤を何度もやり直してます……。

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それはさておき、サブクエストは内容がバラエティ豊かで、シナリオ面では良い感じですね。その中でも、いわゆる外交をショートストーリー風に仕立てたものが、「CRPGと戦略ゲームの融合」という点で、なかなか興味深いです。外交と言っても、反乱分子との密会など、裏取引とかスパイ活動などと表現される類いのものですけれども。どうやって密会するか、相手の提案にどう返答するかなど、選択肢が多くて悩ましい。理屈だけで言えば、自分が選んだMoralityに沿った選択肢を選べば良いのですが、理想を貫くのか、実利を取るかで悩む場面があったり。今後も、こういう面白い選択肢が数多く用意されていれば良いのですが。

いずれにせよ、外交を行えるタイミング、と言うよりその国に侵攻する最善のタイミングが、シナリオで決め打ちされているわけでして。戦略ゲームとして評価する場合は、ここが大きな弱点と言えるでしょう。取り敢えず現時点では、King Arthurは根本的にはあくまでCRPGである、という印象。

但し、宣戦布告と同時に敵の複数の主力部隊を一気に潰せるよう、準備が整ってから宣戦する、敵部隊の配置が都合良くなるまで宣戦を待つ、などのテクニックがちゃんと通用するので、少なくとも軍事活動に限れば、しっかり戦略ゲームの風味も味わえます。今後、軍隊の規模が大きくなれば、戦略ゲームの風味も強くなる……というのを期待しつつ、今回はここまで。今晩仕事が休みなので、キャメロット城の攻略に取り掛かりたいと思います。

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2011/06/23

King Arthur : Fallen Championsが発表されました。

久々に更新したので、勢いに乗ってもういっちょ。

King Arthurシリーズの外伝的な作品、「King Arthur: Fallen Champions」が発表されました。

Paradox社の製品ページ

Fallen Championsは単体で遊べる作品で、一作目と、秋に発売を控えている続編「King Arthur II」との間を繋ぐ内容になる、との事です。「もうすぐ発売」と書かれていますが、具体的な日付は不明。値段は、$9.99の予定。

今回の主人公はアーサー王ではなく、出自の違う3人のキャラクターの物語が描かれます。最初はバラバラだった3つのストーリーがやがて一つに纏まり、最後の戦いに雪崩れ込む、という流れになるようです。舞台となるのは、やはりと言いますか、現在のスコットランドに相当する場所のようです。何故「やはり」かと言うと、King Arthur本編でゲームの舞台から外されていて、かつ開発途中で削られたような形跡があったから。

断言は出来ませんが、製品ページのスクリーンショットを見る限りだと、今回は細かいルールが変化しているかもしれません。部隊の士気を示すバーが全く映っていないのが気になるところ。

ちなみに、突如として(正式)発表となったこの作品ですが、実は随分前から、公式に存在を仄めかされてはいました。ただ、その時の発言では「本編で育てたキャラクターをそのまま使えます」などと書かれていたので、当初の構想から大きく内容が変化しているみたいですね。

とまれ、そろそろKing Arthur本編を、ちょっとずつでも進めないと……。

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2011/01/16

King Arthur II 来たか。

Paradox社及びNeocore社より、King Arthur IIを開発中である事が発表されました。
Paradox Interactive Announces King Arthur II
King Arthur II公式サイト(註:現在はトレーラーのみ)

今回の発表は「第一報」という感じで、大した情報が公開されていません。発売日も未定。

発表された内容を読んでみると、今回は突如として侵略して来たモンスターの大群からブリテン島を取り戻す、という感じのストーリーになる模様。一作目の、史実とファンタジーが交差する世界観が好きだった自分にとっては、ちょっと残念なお知らせかも。

後は、戦闘のスケールが拡大される(より大量のユニット同士の戦闘が実現する)事と、より強力なボスキャラクターが登場するなど、戦闘が大幅にパワーアップするような事が書いてありますが、このへんはもっと多くの情報が出てくれないと、現時点では何とも言えませんね。

ま、取り敢えずは期待。

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2010/06/24

King Arthur : シナリオ進行の解説

日本語版も発売される事だし、そろそろ具体的なゲーム内容の紹介(解説)を書き始めましょうか。

ものすごい大雑把な概要は、以前書いたものを読んでいただくとして、今回からは、要素毎にもう少し深く掘り下げて、どんな作りのゲームになっているのかを解説して行ってみます。第1回目となる今回は、「シナリオ進行」について。


ゲーム進行は、完全にシナリオ準拠

King Arthurのゲーム展開は、完全にシナリオによってコントロールされています。

例えば、他陣営の行動も大きくシナリオに縛られており、勝手に攻め込んで来たり、勢力を拡大したりする事はありません。また、外交関係も、イベントが発生した時のみ交渉が可能というものであり、任意にコントロールする事は出来ません。

そして、これが最も重要な事なのですが、一応、ゲームシステム上は、シナリオとは無関係に周囲の国に攻め込んで征服する事も可能にはなっています。が、これをやっちゃうと、発生するはずのイベントが発生しなくなり、どうやらエンディングを見る事が出来なくなっちゃう……らしいです。(公式掲示板で読んだ)

というわけで、良くも悪くも、King Arthurのゲーム展開は完全にシナリオ準拠で、どちらかと言うとCRPGに近い感じです。

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2010/06/23

King Arthur : ニュースを2つ

(6/24にインターネット認証について追記しました)

King Arthur関連のニュースを二つ。

ひょっとしたら、既にご存知の方が多いかもしれませんが、King Arthurの日本語版が発売されます。価格は定価が8000円、発売日は7月2日で、かなり間際になって突然発表されたようです。Sさんのブログにさらっと書かれているのを見て、初めて知ったのですが、ううむ、正直言って予想外でした。

6/24追記。また肝心な事を書き忘れてしまっていました。日本語版はDVD-ROMでの提供ですが、起動時にネットへ接続して認証を受ける必要があります。具体的な情報が出ていないので、最初の一度きりなのか、起動する度にネット接続が必要なのかは不明。

画面写真を見る限りでは、Zooお得意の機械翻訳では無さそうですが、はてさて。クエスト画面など、長文が表示されているスクリーンショットが一枚も出ていないので、安心は出来ません。

話は変わって、(予想通り)発売が遅れている拡張パックですが、6月9日にスタッフより「もうすぐ発売されるよ」という発言が公式掲示板に投稿されました。んで、さきほど検索してみたところ、公式ではありませんが、「発売されたよー」というニュースも出ていました。が。

まだどこにも売ってないんですけど。発売日も公式にはアナウンスされていないし。どうなんだろ。流石に、もうさほど待たされないとは思いますが、別の新作ゲームで忙しそうだしなあ。

とまれ。発売までは、ようやく公開されたスクリーンショットでお楽しみ下さい。

公式フォーラムに投稿されたSaxon Expansionのスクリーンショット

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2010/06/02

SteamでKing Arthurのセールをやってるよー

現在、SteamにてKing Arthurの開発元であるNeocore Games社作品の特価セールが行われています。セール期間は、米国西海岸における、木曜の夕方4時まで。

値引き率は66%で、King Arthur単体だと$13.60になります。これに2つのDLC(アイテム追加のものと、ユニット追加のもの)、及び同社のデビュー作であるCrusadersを含むパックだと、$18.70と更に少しお得になります。

なんとなく気になってたけど、中々手が出せなかった人は、この機会にどぞー。

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2010/05/29

King Arthurは、nVivia Physxとの相性が悪い?

小ネタですが、日本語で書かれた記事が見当たらないので、メモとして書いておきます。

実は、ある時期を境に、King Arthurの動作がおかしくなる現象が発生しておりまして。暫くプレイしていると突然動作が著しく重くなり、殆んどフリーズしたのと同じ状態に。暫く待てばAlt+F4が何とか効いてくれるので、PCの強制電源オフまではせずに済んでいますが。

この現象が発生し始めたタイミングから、グラフィックドライバを更新した影響か、ゲームのパッチの影響じゃないかと疑っていたんですが、どうも直接の原因は別にあったらしくて。

ネット上で情報を探ってみたら、nVidia製ドライバーの、GPUによるPhysxアクセラレーションを無効にしてみたらどう?という記述があったので試してみたら、まー取り敢えずは大丈夫な様子です。もうちょっと様子を見ないと、確かな事は言えませんが。

ちなみに、情報元は、公式フォーラムのここ。

昔はこんな症状が一切発生しなかったので、パッチで物理エンジン関連にバグが盛り込まれちゃったかな?とも思いますが、詳細は不明。

絶対に直る、という保証は出来ませんが、同じ症状で困っている方は、とりあえず試す価値はありそうかしら。


ついでにもう一つ。新たなDLCが2つ出るという話を数ヶ月前にしましたが、どうやら開発が遅れている様子。Neocore社によれば、その内の一つ、Saxon Expansionが5月中には発売される筈なんですが……?

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2010/03/05

King Arthur : 新たなDLCが2本

えー、正直なところ、ここ最近は全くゲームを遊べていません。King Arthurをコツコツ進めたいんだけどなぁ。普段RTSで遊ばないので、戦闘のコツがなかなか掴めず、未だ研究中という有様。

まあ、それはそれとして。King Arthurの新たなダウンロードコンテンツ(拡張パック)が2つ、3月と4月に発売されるとの事なので、紹介しておきます。そもそも興味のある人が居るのかどうかすら怪しいけどね。

今回発売されるDLCは、それぞれウェールズ人の勢力と、アングロサクソン人の勢力となって遊べる、というもの。両方ともストーリー性は低く(全く無い?)、経営と外交のシステムもしっかりした物に置き換わるらしいです。つまり、純粋なウォーゲームにかなり近い内容になります。

とは言え、クエストの概念はしっかりと残されており、新規に作成されたクエストが大量に盛り込まれるのだとか。また、新規ユニットや新規スキルなども抜かりなく準備されております。

これらクエストやユニット、スキルといった追加要素が、2つのDLCで殆んど共通なのか、それとも大部分が固有の物なのか、については、現時点では公式な発表がありません。これから情報を小出しにしていくみたいなので、ある程度情報が揃ったら、また書きます。

ちなみに、これらとは別に、本編終了後のストーリーを提供する拡張パックを開発している事も、先月にアナウンスされています。が、こちらについては、発売時期も含め、具体的な情報が一切ありません。まあ、そのうち。

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