サントリーミュージアム
サントリーミュージアム天保山に行って来ました。ここは、いわゆるギャラリーと IMAXシアターの両方を備えた素敵な施設 (安藤忠雄氏の設計による建物自体も素敵) で、今回はその両方を堪能して来ました。
ギャラリーの方は、上のリンク先でも紹介されているように、「パリ1900年」という展示会が行われていました。1900年というのはパリ万博の年なのですが、そのパリ万博のパビリオンとして建てられた美術館の所蔵品の一部が展示されている、との事です。どちらかと言うと、当時のパリの雰囲気を味わってもらう、という趣旨であるようです。絵画のみならず、彫刻、アールヌーヴォーのガラス工芸品など、作品のバラエティはかなり富んでいました。
で、面白かったんですけど、個人的には、これならもっと展示する作品の数が多かった方が良かったな、と思いました。もしくは、作品のジャンルを絞るとか。と言いつつ、機会があれば、もう一度くらいは行ってみたい気がします。
ところで、サントリーミュージアムはいわゆる近代美術に強いと言いますか、展示会で扱われるテーマは、その辺がかなり多いです。というわけで、近代美術が好きな人で、近畿圏に住んでいる人は、要チェックなのであります。
話は変わって、IMAX映画。あまり馴染みが無いかもしれないので、一応解説しておきますと、IMAXシアターというのは、要するに馬鹿でかいスクリーンが魅力の特殊な映画館です。どれくらい馬鹿でかいかと言うと、スクリーン全体が視界に収まらないくらい (註:比喩表現ではありません)。それでいて、上映に使うフィルムも馬鹿でかいので、映像の鮮明さは通常の映画と変わらず。いや、下手をすると、普通の映画より鮮明に見えます。解像感が全然違いますからねー。
で、普段は専用のプログラムばっかり掛かっているのですが、今回自分が鑑賞したのは、「Harry Potter and the Prisoner of Azkaban」。いやその、シリーズ作品を一度だけ劇場で見ておきたいと思ったのと、普通の劇場用映画をあの大画面で見たらどうなるのか、という好奇心に勝てなかったものですから。
というわけで、(自分にとっては) 一番大事だった画質ですが、これは正直びっくり。35ミリのフィルムを引き伸ばしたようには見えませんでした。ただ、一部のシーンはかなりボケてるな、と思ったんですが。恐らく、IMAXでも上映される事を前提に、大きなフィルムで撮影されたのでしょう。と言いつつ、実はそんなに自信が無かったりして。でも、わざわざ IMAXシアターを選択する価値は充分にあるんじゃないかと。値段も変わらないし。
映画としての感想は、文章が長くなっちゃったので、別の機会に。
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