King Arthur 1 :キャメロット城を入手
さて、いよいよキャメロット城を入手しますよ。これが終わるとストーリーが新たな章に突入し、内政の要素がゲームに加わります。
まずは、状況の説明を。このゲームでは、キャメロット城は二つの建設候補地のうち、どちらかを攻略してキャメロット城を建設する、という設定になっています。候補となる都市は、Londonと、Virocoriumの二つ。後者のVirocoriumは日本人に馴染みのない名前ですが、中部イングランドの最西端あたりに存在していた、ローマ帝国時代に作られた都市だそうです。ゲームの舞台となる時代では、ローマ帝国ではなくケルト系民族の支配地となっています。
と、これを書いていて思い出したんで白状しますが、最初の紹介記事でゲームの舞台を「10世紀ごろのイングランド」とか書いていますが、これは明らかな間違いであり、お恥ずかしい。ゲームの舞台は七王国時代と呼ばれる時期であり、年代では5世紀から8世紀に相当します。ゲーム内の状況と、原案となった伝説から察するに、七王国時代の中でも早い時期ではないかと思われます。
それはともかく、どちらをキャメロット城とするかは、アーサー王が庇護する信仰として、Old FaithとCristianityのどちらを選ぶかで決めます。Old Faithを選ぶならVirocorium、CristianityならLondon。自分は最初からOld Faithで行くと決めていたので、ここは迷わずVirocoriumで。
これが、Virocorium攻略直前の様子。上の方で光の柱が降りているのが、目的地のVirocorium。当然ながらここには敵軍が駐留してますが、更にそのすぐ下のストーンヘンジにも、別の軍隊が駐留しています(見え難いけど、旗に注目)。敵の残存戦力はこれだけですが、攻城戦では多大な損害が予測されるので、両方の軍隊を同じターンで潰しておかないと、反撃が怖い。というわけで、まずは下の部隊を蹴散らしてから、Virocoriumの攻略に取り掛かります。
城塞都市での戦闘には、通常の戦闘マップとは違う、専用の攻城戦マップが用意されています。このマップは、小高い丘の、迷路状の細い通路を攻め登っていく構造になっています。つまり、露骨に「攻め難く守り易い」作りでして。しかも敵の陣地付近に、3つあるVictory Locationのうち2つが固まっています。
Victory Location(拠点)は、King Arthurの特徴的なルールの一つで、それぞれが固有のボーナス効果を持つほか、敵より数多く支配している間は、敵部隊の士気を徐々に減少させる事が出来ます。士気は戦闘能力に影響する上に、敵の潰走を早める効果もあるので、地味ながらも、無視出来ない程度の影響力があります。公式掲示板などでは、このルールが好きじゃない、という意見も多いようですが、自分はむしろ好きでして。まあ、好みが分かれるルールではあるのかも。
戦闘が始まって暫く後の、敵陣付近。サラッと2つのVictory Locationを支配されています。一方こちらは、やや遅れて、脇に逸れた場所にある1つを確保したのみ。長期戦になると負けるし、かと言って、短期決戦を決められるほど戦力差がある訳でもなし。明らかに不利な状況です。勝つための最低条件として、敵が支配しているVictory Locationを一つ、奪わなければなりません。一応、騎兵部隊をちょっとやそっとでは倒されない程度に用意していますが、そう簡単に侵入を許すほど敵も馬鹿じゃないでしょう。
と思ったけど、意外と馬鹿でした。こちらの戦力の殆んどが待ち構えている場所に、小分けにして少しずつ戦力を投入してくる敵AI。これが、野戦なら「こちらの主力の動きを止めている間に後ろから回り込んで……」とか出来るので、そう間違った用兵でもないんですが、迷路状になっているこのマップでは無意味。焦らずじっくりと敵部隊を料理していきます。
そうこうしている内に、頂上部のVictory Locationがガラ空きに。戦闘に参加させずに待機させておいた騎兵部隊で、一気に落としました。実は、画面上部のグラフから想像出来るように、この時点で敵戦力の大部分を潰しております。が、こちらの損害も大きく、特に壁役となる重歩兵がほぼ壊滅状態なので、これ以上の追撃は難しい。このVictory Locationの支配は、一見、意味があまり無いようでいて、実際には勝つために必須の行動であるわけです。
というわけで、勝ち。なんですが、やはりこちらの損害も甚大ですね。正直に言うと、自分はRTSが上手くないんですが、上手な人だと、もっと損害を抑えられるんだろうか。
戦闘が終わると、キャメロット城建設のムービーが始まります。ナレーションによると、キャメロット城はエクスカリバーの持つ魔法の力を借りて、一晩で完成したのだとか。アーサー王伝説は、幾つもの原典があるわけですが、そのどれかからの引用でしょう。
といったところで、今回は終わり。すぐさまChapter 2が始まります……って、あれ?始まる気配がない……。もしやバグか?と青くなったりもしましたが、数ターン後に無事イベントが発生しました。この前のバージョンアップで、イベントの発生タイミングが遅くなったんですね。
と言うことは、先にキャメロット城を入手してから、細かいサブイベントをこなす、という順番での攻略も出来るようになったのか(註:少なくとも昔のバージョンでは、Chapter 2に突入すると、Chapter 1のサブイベントは全て消滅した)。ターン数制限に引っ掛からない範疇で、という条件付きではありますが。現バージョンは、それなりに柔軟な遊び方が出来そうな感じです。
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