Android版のMajestyにハマる。

一ヶ月ほど前に、auのAndroid搭載スマートフォンInfobar A01を購入しました。

正直に言うと、ゲームを遊ぶ事は全く考慮せずにこの機種を選んだのですが、せっかくだからと実際に色々なゲームを試してみたら、意外とこの端末でも遊べますね。とは言え、本格的にゲームを遊びたいなら、やはり他の機種を選ぶべきですが。特に、電池の持ちが悪いのは、ゲーム端末としては大きなマイナス点。

それはさておき。Androidはアプリ配布の条件がiOS端末よりかなり緩いため、色々とニッチなゲームがこっそり公開されています。本当は真っ先にMS-DOSのエミュレータを紹介したいんですが、ちょっと事情がありまして、今回は公開を見送ります。

今回は取り敢えず、PCから移植されたゲーム、Majestyを紹介します。自分はPC版を未プレイなので正確には分かりませんが、システムが簡略化されている感じはないし、スマートフォン向けとは思えないほどがっつり遊べる出来なのは間違いないので、細かい事は気にしない方向で。

Majesty : The Fantasy Kingdom Sim
価格：約200円
(最初の2面が遊べる無料版も有り)

日本では「キング オブ アーデニア」の名前で発売されていた、ファンタジー世界を舞台とする変わり種のRTS。シングルプレイ専用。オリジナルは2000年にPCで発売され、2009年には続編も発売されています。PC版とMac版は、今でもダウンロード販売で安く入手可能。あと、iOS版の発売も予定されていますが、なんか遅れている様子。

このゲームで一番変わっているのは、戦闘ユニットがAIにより自動化されていて、殆んどコントロール出来ないところ。唯一、任意の地点に懸賞金を掛けてユニットの注意を引く事で、ものすごく大雑把にはユニットの進撃方向をコントロール出来ます。

もう一つ、プレイヤーが直接戦闘に介入出来る要素として、特定の施設を建設すると解禁されていく、強力な魔法の数々があります(金を消費して使う)。まだ序盤なので断言は出来ませんが、マップによっては積極的に魔法を使っていかないとクリアは難しいでしょう。

各ユニットは種類により性格が違い、例えば魔法使いは相当打たれ弱いくせにどんどん奥へと進んでしまう上に、団体行動を取ろうとしません。その一方、チームで行動し易いユニットの組み合わせも存在するようです。ユニットを生産する際には、こういった事を考慮してバランスを考えなければいけません。

なお、戦闘ユニットは経験値が溜まるとレベルアップするし、稼いだ金で装備品を整えたりもします。あと、資金に余裕が出てくると、家を建てて税金を支払ってくれたりも。強くなるほど積極的に行動してくれるようになるので、ユニットの育成も作戦上意味を持っています。ここは、ちょっとだけシミュレーションRPG風味かも。

内政がプレイの中心となるのですが、敵がどんどん攻めてくる上に、内政のシステムが一般的な戦闘系RTSとほぼ同様なので、箱庭ゲームとして楽しめるわけではありません。変わり種ではあっても、基礎は完全にRTSです。

些か簡単ではありますが、まあ大体こんなゲームです。シンプルながらも作り込まれたゲームで、じっくり遊べます。難易度設定は3段階あり、自分は真ん中で遊んでいるんですが、4つ目のマップで早速詰まっています。……ひょっとして、難易度かなり高い？それとも、もっとがっつりと基本的な戦略から変えていかないと駄目なのか？

……とりあえず、もっと頑張ってみます。

ちなみに、Android版ではランダム生成のマップで遊ぶsandboxモードが削られていますが、ユーザーからの熱い要望に応えて、アップデートで追加される事が公式にアナウンスされました。これが実装されたら、相当長い間遊べる筈。