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2010/06/24

King Arthur : シナリオ進行の解説

日本語版も発売される事だし、そろそろ具体的なゲーム内容の紹介(解説)を書き始めましょうか。

ものすごい大雑把な概要は、以前書いたものを読んでいただくとして、今回からは、要素毎にもう少し深く掘り下げて、どんな作りのゲームになっているのかを解説して行ってみます。第1回目となる今回は、「シナリオ進行」について。


ゲーム進行は、完全にシナリオ準拠

King Arthurのゲーム展開は、完全にシナリオによってコントロールされています。

例えば、他陣営の行動も大きくシナリオに縛られており、勝手に攻め込んで来たり、勢力を拡大したりする事はありません。また、外交関係も、イベントが発生した時のみ交渉が可能というものであり、任意にコントロールする事は出来ません。

そして、これが最も重要な事なのですが、一応、ゲームシステム上は、シナリオとは無関係に周囲の国に攻め込んで征服する事も可能にはなっています。が、これをやっちゃうと、発生するはずのイベントが発生しなくなり、どうやらエンディングを見る事が出来なくなっちゃう……らしいです。(公式掲示板で読んだ)

というわけで、良くも悪くも、King Arthurのゲーム展開は完全にシナリオ準拠で、どちらかと言うとCRPGに近い感じです。

Objectives

シナリオ進行の骨格となるのが、Objectives(目標)です。これを次々と達成していく事で、ゲームを進行させて行きます。目標の内容は様々で、ウォーゲームらしく「この国を征服せよ」というものから、短編アドベンチャーゲームが用意されているものの他、単にイベント戦闘が一つ用意されているだけ、というものもあります。

目標には、プレイヤーの好みで無理に遂行しなくとも良い、いわゆる「サブクエスト」も数多く用意されています。とは言え、大方の予想通り、遂行しておいた方がお得なものばかりですが。これらサブクエストの中には、ターン数制限が存在するものもあり、全てを達成するには、しっかりした計画性が必要。

Objective_screen_3

現在の目標の達成状況は、このような形で確認が可能。所々にある左右両向きの矢印は、2つの目標のうち、どちらか一つしか遂行出来ない事を意味します。チャートを見るとお分かりのように、どちらを選ぶかにより、その先に与えられる目標が変化し、ストーリーが分岐する、という仕組み。

新しい目標が解禁される条件は、シンプルに前提条件となる目標を達成する、というもの。一つの目標から複数の目標が解禁される事もあります。先程のチャートには、見ての通り、解禁条件の繋がりのごく一部しか表示されておらず、どの目標からどの目標が解禁されるのかは、実際に遊んでみないと分かりません。

前述のように、一部のサブクエストにはターン数制限があるので、どの順番で目標を達成していくか、試行錯誤を繰り返さなければ判断が難しい場面もあります。特に戦力がまだ揃っていない序盤は、目標を達成していく順番を考えないと、かなりキツい感じです。


Quest

Questscreen_01_3

King Arthurの中で、最も特徴的な要素の一つが、この「クエスト」です。これは言わば「短編アドベンチャーゲーム」であり、場面毎に幾つか用意された選択肢から行動を選び、ストーリーを進めて目的を達成する、というもの。クエストによっては、最後に戦闘が待っている事もあります。(事前に分かる)

選択肢の殆んどは、正解を選ぶというのではなく、どういった手段を用いるかを選ばせる、というもの。詳しくは次のMoralityの項目で説明しますが、選んだ手段によりアーサー王のキャラクターが変化し、国家運営に影響を与えます。

しかし、選択肢の中には、クエストを遂行している騎士の能力値により成功率が変化するものもあり、単に好みのものを選べば良いというわけではありません。騎士の能力値によっては、殆んど選択の余地が無い事も。別のパターンとして、要求された金品が準備出来なかったために、武力衝突になだれこんでしまう、などという展開も。

なお、特定の行動を取る事で、その後の展開が少し有利になる事もあるので、あちこちを調べられる状況では、しっかり探索をしておくのが吉。メッセージもしっかり読んでおきましょう。

クエスト内で語られるストーリーは様々で、あるアイテムを探すといった冒険ものから、勢力争いの裏側で行われる策略についてのもの、などなど。クエストでの選択が、他国を平和的に合併出来るか、武力で征服するかの分かれ目になる事もあります。


Morality

Morality_chart_2

Moralityは、アーサー王やその配下の騎士の価値観をパラメータ化したものです。ストーリー分岐には直接関係ありませんが、選択肢を選ぶ際に大きく考慮すべき要素なので、一緒に解説しちゃいます。

Moralityパラメータは、「Old Faith(古代信仰) vs Cristianity(キリスト教)」、「Rightful(公正) vs Tyrant(圧政)」という2つの軸で構成されており、両者の組み合わせでその人物の価値観を示します。Moralityは、前述のとおり、目標の選択や、クエスト内での行動により変化していきます。

アーサー王のMoralityには特別な意味が与えられており、Moralityの状態により使えるユニットや騎士が覚えられるスペル、国家運営の選択肢が変化します。どちらかに大きく傾くほどに選択肢が増えるようになっており、まだ断言は出来ませんが、中立を維持する事には全く意味が無いと言えます。

つまるところ、クエストなどでは、常に同じMoralityに基く選択肢だけを選んで行けば良い(という事は、ゲーム展開は実質4通りのみ)、という事になるのですが、ひょっとしたら、場面によっては、そう単純な話ではないかもしれません。例えばTyrant側でプレイする場合は、ひたすら武力による征服に明け暮れる事になりますが、そればっかりだと効率が悪いので、たまには新たな選択肢の追加を遅らせてでも、平和的な手段を選んだ方が良いかもしれない、と悩まされる状況が出てくる……かもしれません。


とまあ、少々雑ではありますが、シナリオについての解説は、こんな感じです。次回は、このサイトでは今まで殆んど触れていなかった、戦闘について解説する予定。

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