King Arthur : The Role-Playing Wargameの紹介
カジュアル路線が続きましたが、別にカジュアルゲームばっかり買ってるわけじゃないですよ?というわけで、まだプレイを始めて間もないゲームだけど、取り敢えず存在をアピールするために、紹介しておきます。日本では、知っている人が相当に少なそうなので。
(追記:肝心な事を書き忘れていました。このゲームはパッケージ販売されておりません。現在、Steam、Gamers Gate、Impulseにて購入出来ます。デモ版もあり。)
「King Arthur : The Role-Playing Wargame」は、著名なアーサー王の伝説を題材とする、「ウォーゲームとCRPGを合体させた」ゲームです。開発したNeocore Games社はハンガリーの会社で、このゲームは、十字軍を題材にした「Crusaders : Thy Kingdom Come」に続く2作目のようです。
舞台は、10世紀のグレートブリテン島。キリスト教と古代からの信仰との対立など、当時の状況をしっかり再現しつつ、民間伝承なども世界観に盛り込んでおり、ジャンルとしてはファンタジーになります。
基本的には、Creative Assembly社の「トータルウォー」シリーズからの影響を強く受けており、ターン制の戦略モードとリアルタイムの合戦モードを組み合わせたスタイルや、幾つかのゲームシステムが、かなり似ています。が、独自の要素も案外多く、「似てはいるけど、総体的には意外と別のゲーム」という印象。
そんな中でも、このゲームの独自性と言えば、やはりCRPGの要素という事になるわけですが、正直、これは当初考えていたより、アイディアとしては面白そうな感じでして。単にStory Drivenで育成の概念があるというだけでなく、もっと本格的に、CRPGとウォーゲームを混ぜ込もうとしている様子。
例えば、Morality(日本語訳は精神性?)の概念。ゲーム中の行動によって徐々に変化し、外交関係や国内の人間関係に影響を与えます。また、画面写真のグラフから想像出来るように、それぞれの傾向がどんどん強くなる事により、雇えるユニットが増えたり、内政のオプションが増えたりします。(画面は、内政オプションを表示中)
もう一つ面白い概念が、「クエスト」。……名前はあまりにも普通ですが。いやその、スタイルも、状況を説明する文章と幾つかの選択肢が出てくると、一見非常に普通なんです、が。実際に遊んでみたら、まんま「短編ゲームブック」でした。つまり、一度選択肢を選んだら終わりではなく、ちゃんと短編ストーリーになっておりました。確認は出来ていないけど、どうも選択肢による分岐もある様子。また、説明書によると、一部の選択肢は、遂行するキャラクターのスキルなどにより、成功率が変化したり、そもそも選択する事が出来なかったりします。意外とRPGっぽい感じ。
なお、外交や交易、ランダムイベントといったウォーゲームっぽいものも、クエストとして扱われるらしいです。この辺りは、まだ実プレイで未体験なので、どんな感じなのか、良く分かりません。
ゲーム全体の展開は、先程こそっと書いたように、ストーリーで提示される目標を達成していくタイプですが、一本道ではなく、大抵の場面では複数の目標から好みのものを選べ、というスタイルになっています。また、説明書によれば、なんか複数の章を同時進行させる事も出来るらしい……。正直、これがどんな感じになるのか、ちょっと予想出来ません。
長くなってきたので、今日はこのへんにしとこ。取り敢えず現時点では、ロードが長い以外には、欠点らしい欠点が見当たりません。コアなゲーマーには嬉しい事に、難易度もわりと高めっぽい印象で。
日本語の記事が見当たらないし、これから暫くは、こまめにプレイの感想などアップしてみましょうか。
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