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2005/12/11

Civilization IV AAR その5

今回は、15世紀半ばから 20世紀半ばの話です。えー、前回に少し書いたように、ここからゲーム終了までは全く戦争が起こる事なく、平和な時代が続きました。

それはさておき、現実の歴史で 15世紀から 16世紀と言えば、いわゆる大航海時代が到来し、かつ新大陸への大規模な植民が始まった頃です。最初に書いたように、今回のマップにも「新大陸」が存在しますから、早い文明は既に新大陸への進出を始めているかもしれません。自国からは見えていないんで、実際のところは知りませんけど。

んで、我がロシアはどうなのか? と言うと。ぶっちゃけ、新大陸には全く進出しないつもりでおりました。わざわざ新大陸で再び陣地の取り合いなどしたくありませんでしたから。....でもね。やっぱ新大陸を完全に無視してプレイを続けるのは危険かなー、と思い始めたわけですよ。良い資源が眠っているかもしれないし。というわけで、 Caravel という船舶ユニットを生産しました。このユニットは、沿岸のみならず外洋も移動可能となる最初のユニットで、かつ他国の領海内でも自由に移動可能な特性を持っています。但し、陸上ユニットの運搬には殆んど使えません。(註:後の伏線)

というわけで、新大陸に到着。何やら都市が見えていますが、実はこれ、「蛮族」という特殊な勢力のものです。 Civ3 までは、蛮族はどこの文明にも属さず、時折プレイヤーや AI が担当する文明に攻めてくる特殊な兵士ユニットとして登場していました。しかし、 Civ4 ではこのように、ちゃんと都市を建設して、独自の勢力圏を持つようになりました。とは言っても、プレイヤーや AI の文明ほど大きく成長する事はなく、彼らとの外交も不可能。あくまで、歴史上 大国とまでなれなかった小さな勢力を、抽象的に表現するためのものです。

とまれ、この時点で新大陸に進出する気持ちが完全に消えました。今のロシアには、敢えて蛮族との戦争というリスクを犯してまで領土を拡大する事のメリットなぞ有りません。

が、しかし。新大陸の南端あたりに、石油の鉱床(って言い方は変か)を発見。石油は旧大陸に殆んど無いし、取り敢えずロシアの領土内では採掘出来ないので、これは何としても押さえたいところ。結局、新大陸のこの辺りに、一つだけ都市を建設する事にしました。

ところで、新大陸の沿岸を一周してみたところ、まだどの文明も新大陸に進出していない事が判明。これは意外だったんですが、謎はすぐに解けました。新大陸に到達出来る、つまり外洋部も航行可能で、しかも都市を建設するユニット、 Settler を運搬可能な船舶は、意外と海洋関連の技術が進んでいないと生産出来ないんですね。 Caravel では Settler を運搬不可能です。今回のプレイでは、戦争やら何やらで、どの文明も海洋関連の技開発がやや遅れていた模様。

ちなみに、これはローマ北方の海上の様子。ローマの北方にはこのような群島が連なっており、かつ浅い海で旧大陸と繋がっているため、ローマは比較的早い段階で海上へと領土を広げていたみたいです。

というわけで、更に海洋技術の開発を進めて、新大陸に都市を建設してから、少し経過した時点での画像です。いや、本当は大陸に都市を作りたかったんですが、オイシイ場所をインカに先取りされてしまいました....。今更 何を言っても遅いので、この都市は完全に石油採掘専門、と割り切る事にしました。

但し、海上から石油を採掘するには、更に技術の開発が必要。正直、これは想定外の手間でした。

さて、これ以降は、この期間内に起きた、面白いイベントの紹介です。

まずはこれ。Civ4 では、現実と同様、高度な資源は技術開発が進むまでプレイヤーや AI が見る事が出来ません。で、これはたまたまロシア領土内にウラン鉱があるのを発見したところ。....って、ギャア! 農業用地のど真ん中に湧いてるしッ!? 子供にここの作物を食べさせると、人類の範疇を越えてすくすくと成長します!! 目がいっこ多いとか、旧来の常識にとらわれない個性を持ったお子さんが夜の街にくり出して、やるせない現実を変えるためにチームを組んだり、ゴーゴーを踊ったりするのです!!(無敵の想像力)

次はこれ。ロシアにハリウッドが出来ました。ハリウッドは、Civ シリーズ全てに登場する「不思議」(世界に一つしか建設出来ず、建設した国に多大な恩恵をもたらす)の一つで、 Civ4 で追加されました。この世界では、エイゼンシュテインとかタルコフスキーがハリウッドの黄金時代を支えたんでしょうか。余談ですが、インドが完成させたらボリウッド(註:インドに実在する(笑)映画の都)になるんでしょうか。なりませんよね。 MOD でも作るか?

他にも、ブロードウェイとか、文化的なモノはロシアが独占状態であります。そんなわけで、ロシアの文化勝利はほぼ確実、かと思われていたのですが。1959年、そんなロシアの先行きに暗雲が立ち籠めるような一報が、全世界を駆け巡りました。

「ローマが、アポロ計画プロジェクトを完成させた」--この言葉が意味する事は一つ。ローマが、宇宙船建造による勝利に向けて、最初の第一歩を踏み出したという事です。

続く。

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