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2005/12/15

Civilization IV AAR その6 (最終回)

さて、いよいよ最終回です。

前回の話のラストに差し掛かるかなり前から、今回のプレイはローマとロシアの一騎打ちになるであろう事は予想していました。フランス、アラビア、インカの各文明は完全に弱小国となっていましたし、外交面で特に根回しをしている様子も無かったからです。

と言うか、これはもうロシアの勝利が確定出来たかな、とすら思っていたわけですが。その理由は、軍事力を利用しての勝利は、ローマとロシアがお互いに大きな壁となるため、双方ともに事実上不可能な状態であった事、技術開発と文化ポイント、それに加え総合得点でもロシアが独走状態であった事、などです。

しかし今、ローマがアポロ計画を完成させ、宇宙船の建造に向けて動き出しました。ローマがゲーム終了までに宇宙船を完成させられるかどうかは不明ですが、もし完成させる目処が付いているのなら、少しやっかいです。て言うか負けます。というのは、ロシアの文化ポイントが、勝利条件に規定された量までゲーム終了までに溜まるかどうかが、ちょっと微妙なところなのです(既にこれ以上手出しが出来ない)。そのため、ローマが宇宙船を完成させるかどうかで、勝者が決まる状態となっています。

というわけで、ロシアも宇宙船の開発を追い掛ける事にしました。大した情報がありませんが、ロシアの国力なら、先行するローマを追い抜く事も可能だ、と思えたからです。それに、何もしないよりはマシですし。

宇宙船の部品は幾つもあり、大きく「製造コストが高いが、一つだけ製造すれば良いもの」と、「コストが安いが、幾つか製造する必要があるもの」の二種類に分けられます。このうち、コストが高いものを工業生産能力が特に高い都市で生産させ、安いものは他の都市で分散して建造していきました。なお、工業生産能力を少しでも高めるため、各都市の労働者の配置を少し変更しています(実際には、オート配置の設定を触っただけですが)。

とは言え、この時点では全ての部品を生産出来るだけの技術が揃っておらず、新たな技術が開発されるまで宇宙船の部品が製造出来ない、という期間が発生しました。この隙を利用して、 Space Elevator (軌道エレベーター)という不思議の生産に着手。この不思議は、「その文明全ての都市における、宇宙船の部品の建造速度を 1.5倍にする」という効果を持ちます。しかし、この軌道エレベーター自体が相当にコストの高い代物で、残念ながらこれを完成させるのは無理のようです。

しかし。奇跡が起きました。偉人の一種、「Great Engineer(偉大なる技術屋)」が誕生したのです。 Great Engineer は、ある都市で生産しているユニット、施設、不思議の製造を大幅に加速する能力を持ちます。彼のお陰で、軌道エレベーターを完成させる事が出来てしまいました。

が、しかし。実は最後の部品を建造するための技術が、まだ開発されていません。残りターン数は、もう 20 を切っています。果たして、間に合うのか....?

時間切れまで残り 11ターンの時に、やっと技術が完成。直ちに、最後の部品の建造へと取り掛かります。部品の建造に必要なのは.....13ターン。

というわけで、今回はロシアの「時間切れの時の総合得点」による勝利となっちゃいました。ええ、途中から忘れていましたが、文化勝利も無理でした。かなり拍子抜け。そんなわけで、何の余韻もなく、このプレイ日記は終わります。さようなら。

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....と言いつつ。あまりに悔しかったし、2ターンくらいなら何とか短縮出来るんじゃないかと思えたので、終了する 30ターンほど前のセーブデータから、何度かやり直してみました。さて、本当に出来るかな?

出来ました。今回の場合、必要な技術を 2ターンほど早く完成させる、という点だけが懸案だったし、まだ技術開発の予算を増やす余地があったので(つまり、予算配分が甘かった)、きちんと考えれば別に難しい事でもなんでもありませんでした。もっと早い時期に対策を取っていれば、もう少し余裕が出来た筈です。時間的にギリギリなのは分かっていたのだから、ちゃんと見積りを立てながらプレイすべきでしたね。反省。

実は、もう一つ反省点があるんですよね...。それは、文化勝利も充分に可能な状態であったのに、見落とした事。まず、文化勝利の条件は「一定以上の文化ポイントを蓄積した都市を 3つ保有する」というもので、ゲーム速度が Epic の場合、 75,000以上のポイントが必要となります(速度が Normalだと 50,000)。

この写真は、最後のターンに撮影した、勝利条件に関わる情報の画面です。ご覧のように、 Moscow と St. Petersburg は目標を達成しており、 Novgorod もあと一歩のところまで来ています。詳しくは割愛しますが、これも早めに対処していれば、 Novgorod でも目標の数値を達成出来たと思われます(大雑把な計算しかしていませんが)。

まあ、そもそも、こういうギリギリの状態になっちゃった事自体が、反省材料だったりしますけどね。今回のプレイは、他の文明からちょっかいを出される事も殆んどなく、わりと自分の好きなように帝国育成を楽しめる状態にありましたから。

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とまあ、今度こそプレイ日記は終わりです。一応、この blog 版に多くの加筆修正を施した完全版を、本家サイトで公開する予定はありますが、今のところは「予定は未定」という事でひとつ。

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