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2004/11/26

Half-Life 2:難易度はどうか?

昨日、無事コンプリートいたしますた。しばし休憩の後、同じく難易度 Normalで 2週目を開始。あっと言うまに Chapter 7の途中まで来ております。実は、Normalの 2週目は途中で放り投げて、Hardでやり直そうかしらん、と考えていたんですが、なんか最後まで遊ばんと気が済まん。そんな感じです。

それはともかく、今回はコンプリートするまで伏せておいた、難易度の話を。

まず、このゲームは Easy、Normal、Hardの三種類の難易度設定が用意されており、これはプレイ中にいつでも変更が可能です。で、自分は Normalでしか遊んでないので、他の難易度については未調査。取り敢えず、Hardでは敵の耐久力が上がるだけでなく、より賢い行動を取るようになるらしいです。

で、率直に言えば、「自分が想像していた程には」難しくはありませんでした。いや、自分はさほど巧いわけじゃないんで、かなり多くの場面でゲームオーバーになってますがね。でも、本気で難しく、何度もやり直す羽目になったのは数カ所くらいで、残りは少しのトライで進められました。Normalだと、アクションゲームが死ぬほど苦手な人には中盤くらいから厳しくなるかもしれませんが、そうで無ければ、意外とどうにかなりそうな気配です。

その理由は二つあります。まず、序盤から高度かつ柔軟な作戦行動を要求されるわけではなく、実際にゲームを進めながら序々に様々な作戦行動を学習していけるよう調整されているので、以前の場面で学習した事をきちんと実践する事さえ出来れば、個々の場面で詰まる事はさほど無いんですね。

とは言え、各武器の長所と短所をきっちりと把握して、その状況でどの武器が有効なのかを素早く判断し、素早く切り替え出来るようにならないと厳しいかと思いますが、これもまた、最初から高度なスキルが要求されるわけじゃないんで、ゲームを進めながら慣れていけるんじゃないかと。

二つ目は、体力回復や銃弾補充のアイテムが、意外と豊富に用意されている事。簡単に言うと、その状況さえ乗り越えれば結構どうにかなる、という場面がかなり多いんですね。と言ってもまあ、あまり無茶し過ぎると後々泣きを見る羽目になるでしょうけど。多少の失策なら、充分にフォローが可能です。

まとめ。パターン学習がさほど有効なゲームではないので、状況を見て素早い判断が出来ないと苦しいという一面はありますが、何度か失敗を重ねればそれなりに戦術の選択肢を絞り込めるんで、意外と何とかなったりします。そんなわけで、腕前にあまり自信が無い人も、取り敢えずは Normalで始めてみる事をお勧めします。結構難しいなと感じても、そのままズルズルと遊んじゃう魅力はあります。

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2004/11/23

Half-Life2 色々

ういー。現在は Chapter 11の途中でし。いよいよこの先にクライマックスが待っているんですね(ちなみに、全14章の構成)、といった感じで。

前回の感想に少しだけ付け加えると、このゲームはガンアクションの面白さをこれでもか!と盛り込んだような作りで、何つーか、「ダイハード」みたいな、ストーリーとアクションの面白さの両方で高く評価された映画を、そっくりそのままゲームとして作ったような感じです。なんかもう、アイディアの密度がとんでもないんです。どうすればアイディアが活きるのかを徹底的に計算し尽くしてるんです。

だからこう、遊びもしないで「要するにガンガン撃って敵を殺していくだけのゲームでしょ?」とか言われても困るんです。きっちりと遊んだ上でそう思ったのなら、何故そう思ったのかをじっくり聞いてみたい気もするんですが。

ところで、Half-Life2は、キャラクターの表情の変化も凄いです。瞼の動きとか、眉の動きとか、頬の肉の動きとか、ちゃんと顔全体の動きで表情を作ってるんですよ! 3Dモデルの細かさでは流石に負けるけど、フルCGアニメそのまんま、って感じです。すげぇ技術だ。あと、技術的には新しくないけど、体全体のアニメーションもかなり丁寧に作り込まれています。

ま、それはそれとして。今回のメインは動作環境とか、その辺の話。

動作環境

取り敢えず、うちの環境ではどんな感じなのか「だけ」を書いておきます。

うちのグラフィックカードは Radeonの一番良いやつなんですが、それでもテクスチャの精度を最大に上げると、動きがガコガコになって駄目な感じ。AGPなのがマズかったかしら? メインメモリを増設したら改善されるのかなぁ? 512メガでも足りてない? テクスチャ精度が中なら、向きを変えた時とかたまーに一瞬動きが止まったりするけど(オートセーブとは無関係に、ですよ。念のため)、基本的にはかなり滑らかに動いておりますし、これでも相当に綺麗です。各種エフェクトが綺麗に掛かっておりますので、テクスチャの粗さはさほど気にならない感じで。

ちなみに、グラフィック以外では、CPUが Athlon XP 2600+、メモリが 512Mなので、一応は両方とも公式の推奨環境を満たしております。

Steamについて

Steamというのは、(現時点では)Valve社のゲームを遊ぶための統合環境ソフトウェアみたいなものでして、詳しい解説は青龍さんが書かれたものをご覧になるのが宜しいかと。ここでは、Half-Life2を遊ぶのに必要な部分だけ書いておきます。

まず、最も重要な事として、Half-Life2で遊ぶためには Steamが必須となります。ゲームの起動は 常にSteamを通じて行いますし、購入後にSteamを通じてオンライン登録しなければ、ゲームを起動する事すら出来ません。これは、CDやDVDで提供されるパッケージ版も同様。

また、インストール(或いはダウンロード)が完了して、オンライン登録を行った時に、Unlockという作業が行われます。具体的にどのような作業を行っているのかは不明ですが、感覚的にはインストール作業の第二段階という感じ。あ、Unlockされるのは最初の一回だけです。とまれ、この作業だけでも結構な時間を食うので、ゲームを遊べるようになるまで、かなり待たされる、と言う印象が強いです。ちなみに、Unlock作業の殆どはハードディスク上のデータを加工している時間のようなので、ブロードバンド環境でなくとも、さほど時間の違いは無いような気がします。

あと、Steamは多言語対応のソフトウェアなので、設定を変えれば日本語化することも可能。ここで重要なのは、Steamを日本語化すれば、Half-Life2も日本語モードで遊べる(購入したのが英語版であっても!)と言う事。ちょっと面倒な作業を行えば、Steamの言語とHalf-Life2の言語を個別に設定出来るようですが、ここでは割愛。

また、ゲームのアップデートもSteamのメニューから行えるようですが、こればっかりは、まだアップデートが公開されていないので、何とも。

(追記:Steamのメニューからデスクトップにアイコンを作成すれば、普通のゲームと同じ感覚でゲームを起動させる事も可能。この場合も、まずはSteamを起動してからゲーム本体の起動、という流れになり、まあ余分な時間が掛かるということなんですが、実際のところ、気にするほどのものではない)

パッケージ版とSteam版の違い

Steam版というのは、俗に言うダウンロード販売版の事。Half-Life2には、Steam版、パッケージ版それぞれに幾つかの種類が用意されていますが、これは極端に言えばおまけ要素の違いでしかないので、詳しくは割愛。ここで紹介するのは、仮におまけ要素が全く同じだったとして、Steam版とパッケージ版にはどのような違いが出てくるのか?といった部分。

Steam版は当然ながら膨大なプログラムとデータをダウンロードしなければならない。話によると、ADSLでも12時間くらい掛かるのだそうだ。また、ゲームを起動する度にネットに接続して認証の確認を行うようですが、これにはさほど時間が掛からないものと思われます。

前述のように、Half-Life2は完全な多言語対応ソフトとして制作されているので、Steam版には英語版とか日本語版という概念自体が無い。Steam本体の設定に応じて、必要なら各言語のファイルを追加でダウンロードする、という仕組みの様子。

一方、パッケージ版はインストール(の第一段階)がラク。特に、Collecotor's EditionはDVD一枚なので、かなり楽。最初のオンライン認証までを済ませてしまえば、後はネットに接続せずとも遊べる。その代わり、ディスクをドライブに入れておかないと、ゲームを始める事は出来ない(普通のCD-ROMのゲームと同じ)。

パッケージ版には、各言語版が存在しますが、これは発売元によれば「日本語版のディスクには、日本語のデータしか入っていない」という事らしい。しかし、前述のように、Steamを通じて他の言語のデータを入手出来るため、大した意味は無い、と考えても良いかと。取り敢えず、「オマケが付いている限定版が欲しいけど、日本語版じゃないのがちょっと」という人は、安心しても良い。マニュアルは英語らしいんですが、どうせ基本的な操作法くらいしか書いてないので、まあ別に良いんじゃないかと。


というわけで、駆け足でしたがこんな感じで。

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2004/11/20

Half-Life 2

届いちゃったよ。届いちゃったのよ。というわけで、Half-Life 2のパッケージ版、Collector's Editionが遂に到着いたしましたぁぁぁ!!!! この日をどれだけ待ち望んだ事か。具体的には、E3 2003のムービーを見てからだから、一年半くらい? どうでも良いですよね、今となっては。

それはともかく、少しプレイしてみたので、ファーストインプレッションなどを。レビューではなく、素直な感想文なのであります。あと、このゲームは販売形態や遊ぶための方法が(現時点としては)やや特殊なので、そのへんも書いておこうかと思ったんですが、長くなりそうなのでまた今度ね。

ゲームの感想

現時点では、Chapter 6が始まったところ。Gravity Gunが入手出来て、何だか一気に面白くなりそうな予感がしている感じです。

とにかくメタクソ面白ぇ! って感想になってないよ。真面目に書くと、まずは純粋にシューティングゲームとして見ても一級品。後述しますが、これ、とても重要。状況に応じて武器を使い分けたり、マップ構成や辺りに落ちてるオブジェクトを上手く利用して有利な状況を作ったりといった作戦行動が、とっっても面白いんです。マップ構成や敵の配置の作り込みも凄まじい。あと、敵がちゃんと考えて行動する(しかも頭が良い)ので、ちゃんと敵の動きを見て対策を考えないと駄目なのが良いですよね。

んで、個人的に前半の白眉だと思うのが、強力なマシンガンを浴びせてくる戦闘ヘリに追い掛け回されるシーン。こっちには強力な装甲を持つヘリにダメージを与えられるような武器が無いので、それはもう、ひたすら逃げまくるしか無いわけです。その場所に設置された、弾丸を通さないコンテナを壁にして逃げるんですが、このヘリも決められたルートを巡回しているわけではなく、こちらの位置や周りの状況をきちんと把握した上で襲って来ます。例えば、屋根の下に逃げ込んでも、高度を下げて壁の開いている部分から狙って来ます。これは褒め言葉ですが、すげぇヤな感じでした。

そして、このゲームは高度な物理エンジン(物理演算シミュレーションプログラム)が導入されており、オブジェクトが物理的にほぼ正確な挙動を行う事もまた、大きな特徴の一つ。これによって、Half-Life2の世界では、恐らくはデザイナーが予想もしなかったであろう事も含め、実に多彩な状況が生じるようになっています。前述したように、このゲームは周囲の状況を積極的に利用して進めていくゲーム性となっているため、物理エンジンの導入によって、とてつもなく多彩な戦術が組み立てられるようになりました。これが、発売前から「Half-Life2は革新的なゲームに違いない」と大騒ぎされた理由です。

しかし、このゲームが本当に凄いのは、そういった革新的なアイディアにおんぶだっこでは無い、という点です。まず、ゲームの基礎となる部分がかっちりと作り込まれており、その上に革新的なアイディアを乗せ、更に革新的な部分についても、徹底的に作り込まれている。だからこう、物理エンジンならではの部分を積極的に楽しまないと面白くないとか、そんなゲームじゃないんです。

まあ確かに、ある意味では「ゲーム」の概念そのものを完全に変えてしまうとか、そういう方向性のゲームでは無いと言う事は出来るでしょう。しかし、Half-Life2は明らかに次世代のゲームです。ベースはスタンダードであるにも関わらず、これまでのゲームとは全く異質な世界がここにあります。だから、言い過ぎだと思われようが、書いちゃうよ。

Half-Life2は、ゲーム好きを自認するなら絶対に今遊んでおくべきゲームだ。

おっと、そうそう。実は Half-Life2は、ストーリーやストーリー演出の面でも、全てのコンピュータゲームの中で最高級品です。何つーか、日本の「ストーリー重視RPG」の立場がありませんなぁ。どうするよ?(どうもしないんだろうけど)

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2004/11/12

Splinter Cellをコンプリート

いたしました。これで心置きなく Half-Life2に挑めるね。つうか、逆に Half-Life2が到着する迄に思っていたよりも間が空いちゃったんで、どうすんべ、といった感じがするとかしないとか。まあ、それは良いや。

ちゃんとしたレビューはそのうち Wikiページにアップするとして、簡単にだけ。

まず、追加情報を。このゲームは、チュートリアルを除けば全9面で構成されており、それぞれのステージは更に幾つかのエリアに分かれています。各エリアの頭で自動的にセーブされる他、PC版はいつでも任意でセーブを行う機能が追加されています。

あと、誤解を避けるために明確にしておきますが、マップの構造はほぼ完全な一本道で、ゴールへ向かうルートは基本的に一つしかありません。ただ、各々の場面でのルート構築、攻略法の幅が結構広いため、一本道ゲームにありがちな窮屈な感覚はあまりありません。まあ、自由度の高いゲームが好みの人には、ちょっと不満でしょうけど。

取り敢えず、難易度はやや高いものの、理不尽に難しいわけでも無く、個人的には心地良いように思いました。但し、これは任意セーブが可能な事が前提、言い変えると PC版に限定した話なのですが。(註:PS2版は難易度が下がっているらしいので、無くても大丈夫かもしれません)

と言うのも、一つ一つのエリアが結構長いんで、任意セーブを行わない場合、ゲームオーバーになった時にかなり前まで戻されちゃう場面が少なくないんですね。特に、強制的に銃撃戦に突入しちゃう場面はどれも難易度が高く、なおかつエリアの最後の方に配置されている事が殆んどなので、こういうエリアは道中を繰り返しプレイするのが面倒臭い、と感じられるかもしれません。

まあ、道中が毎回同じパターンになる事は殆んどないので、敢えてエリアの最初からやり直すのも、それはそれで面白いんですけどね。でもやっぱり、一つ一つのエリアがちょっと長過ぎるか、という気がします。(註:ひょっとしたら、X-Box版は PC版より細かく自動セーブされるのかもしれません。だとしたら、この評価はあてになりませんね。ちょっと調べてみますか)

「リプレイ性の高さ」は、人によりけりでしょうね。道中の行動によって成績が評価される、という要素が全く無いので、自主的にモチベーションを高められる人でないと、リプレイする価値は見出せないかも。でも、一度通してプレイするだけでも、充分に楽しめるゲームではありますが。

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