かなり長い間放っておいた
「The Longest Journey」というアドベンチャーゲームを、一気にコンプリートしてみました。というわけで、取り敢えず感想をアップしておきます。
えーと、まず。このゲームはすんげぇ長いです。箱には「プレイ時間50時間以上!」とか書いてあるけど、全然ウソじゃないなと思いました。実際にどれくらい掛かったのかは知らないけど。
んで、「プレイ時間の 2/3は台詞を聞くのに費したんじゃないか?」と思えるくらい、ダイアログの量が多いです。尋常ではありません。単に量が多いだけでなく、その一つ一つが実に良く練られています。ほんの少ししか台詞が無いキャラクターでも、ちゃんとその人となりが分かるくらい、描写が巧みです。
というわけで、ストーリーは非常に面白かったです。ただ、終盤はもちっと細かい部分へのフォローが欲しかったような気がします。その辺りで起きた出来事の顛末をきちんと知りたいのに、想像力に任せていると言うよりは、単に放ったらかしにされたような部分が少し。
一方、パズルはと言うと、これまた量が多いです。多いわりには似たような謎解きは殆んど無かったように思います。難易度の点では、相当に頭を捻るものから、そこそこに難しいものまで、色々。「クリックすべき場所が分からない」事は殆んどありませんでしたが、完全にノーヒントで装置の仕組みを解き明かさねばならない場面があり、正直、ここは相当に悩みました。
てか、実はパズルよりも、俗に言う「フラグ立て」の方が悩ましい感じでして。数は少ないんですが、あるイベントを発生させておかないと、別のイベントが発生せず、必要なアイテムが入手出来ない、という場面が幾つかあります。で、この二つのイベントの間には直接的な因果関係が全く無いんで、今プレイヤが何をすべきかが分かり辛くなってるんですね。正直に言って、これはちょっと理不尽に感じました。
あと、このゲームは意外と不安定なようで、場面が切り替わった瞬間にデスクトップに戻ってしまう事が何度もありました。こまめにセーブしておいた方が良いです。後半には、複数の場面にまたがって、かなり長い間キャラクタの操作が出来ない(==セーブ出来ない)シーンが展開する事もあり、こういったシーンでデスクトップに戻された時は、かなりガッカリしました。
とまあ、細かい部分で不満もあるものの、全般的にはかなり良く出来た力作アドベンチャーゲームだと思います。クラシックなグラフィカルアドベンチャーゲーム(LucasArts作品とか)がお好きなら、ほぼ間違い無くこのゲームも気に入るでしょう。
とまあ、今回はこんなところで。キチンと纏めたものは、そのうち Wikiページに書きます。
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コメント
The Longest Journeyですか。
ぼっくん聴き取り苦手なんだけど大丈夫かなあ。
KING's Quest程度でてこずっている男でもこせるかしら?
投稿: damned | 2004/10/05 11:47
聴き取りは、字幕が完備されてるので大丈夫。
パズルは、初期の King's Questほど意地悪では無い、と思います。
ハマリとかも無いですし。
投稿: gengorou | 2004/10/06 11:47
すいません、補足です。
初期の King's Questよりマシかも、というのは変わりませんが、それでも充分に難しいと思います。アドベンチャーに慣れていないと、特に。
つうか、謎よりフラグ立てで悩まされるような気がするんですが、このゲームの場合。
投稿: gengorou | 2004/10/07 12:59