Jagged Alliance2 : Unfinished Bussiness、の、説明書
damned氏にそそのかされて(責任転嫁?)、Jagged Alliance 2 : Unfinished Bussinessというゲームを e-bayにて購入、つい先日に到着いたしました。略して「JA2UB」。日本でJAと言うと農協だったり Jagged Agricultureの Abbreviationだったりしますが、そんな事は実はどうでも良いです。
Jagged Allianceシリーズは、Wizardryで死ぬほど有名なカナダの Sir-Tech社による戦術ゲームです。JA2UBは、そのシリーズ第二弾の追加シナリオ、と言えば良いんでしょうか。とにかく、システムはそのままで、データとシナリオだけ入れ替えたバージョンです。単体での起動も可能。つうか、現在これを単体で入手するのは難しいんですけどね。本編とセットになった「Jagged Alliance Gold」というパッケージなら、まだリテール版パッケージが製造されていますし、入手も簡単です。あと、Wild Fireという MODがパッケージ販売されておりますが、こちらの CD-ROMにも本編が収録されているそうです。
それはさておき、インストールしていきなり起動。「何だよこれ意味分かんないよ難しいよ面白くねぇよクソだよこれ」と、今しか味わえない感動を一通り堪能した後、現在はじっくりと説明書を読んでいる段階です。というわけで、この文章はゲームの感想文じゃないのですよ。
取り敢えず、やっぱり Sir-Techモノは説明書が大変によろしいですなぁ。解説が凄く丁寧な上に、変なユーモアが散りばめてあって、読んでいて楽しい。特に後期 Wizのものは、「Fantasy Role-Playing Simulationとは何か?」といったジャンルそのものの解説までなされていて、バッチリ好印象です。「RPGが好き!」と主張している人々は、一度この文章をしっかり読んで理解する(読むだけじゃ駄目ですよー。読むだけだったら政治家でも出来る)必要があるんじゃないかと思ってみたり。
閑話休題。実は以前に JA1を少し遊んでみた事があったんですが、その時は「あー、ルールが妙に細かくて覚えるのが大変そうやねぇ」とか思っちゃいました。でも、説明書を読んでみたら、実際にはそうでも無さそうで。「ルールが細かい」ってのは、「細かい部分がルール化されている」って表現するのが正解でしたね。ルールの量が多いわけじゃないです。まだ実際に遊んではいないんですが、複雑になりがちなルールを上手く簡略化してあるな、と感じました。それでもまあ、Heroesと比べたら覚える事は多いんですが。
今の段階で言えるのは、こんなところ。全くの余談ですが、The Bard's Taleシリーズのシナリオとか Dragon Warsとか Waste Landのゲームデザインを担当していた Brian Fargo氏って、現在は Interplayの CEOになっていたんですね。びっくり。
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コメント
なるへそ!
農協弐「未完の仕事」か!
農協の組合員になって霞ヶ関や農家、卸売業者やマスコミと交渉を繰り広げるSTRATEGYゲームを作ったらいけるかも。
BSDとか鳥インフルエンザとか大腸菌で食中毒とか、輸入農作物と闘うのだ!
こーいう時事問題をゲームにすると日本だと「不謹慎だ」とかいって怒られるんだろうな。
年金どうこうを扱う糞尿テレビ討論番組なんて観てないでトムクランシー物のゲームでもやった方がいいのにねえ。
投稿: damned | 2004/05/29 02:27
(日本の)農協ネタでゲームを作っても、
O-157が発生したからかいわれを食べたり、
狂牛病が発生したから焼肉を食べたり、
鳥インフルエンザが猛威をふるったから焼き鳥を食べたり、
くらいしかする事が無さそうな気が。
勿論、戦略的に意味のありそうな提案は、全て却下されるのです。
ところで、時事問題を扱ったゲームとしては、日本を含む幾つかの国でプレイ可能な、現代を舞台とした政治シミュレーションが作られたら、大真面目に面白そうな気がしますね。当然、不謹慎なネタもさりげなく盛り込んで。つーか、盛り込まなきゃ駄目でしょう、政治ゲームとして。
投稿: げんごろ | 2004/05/29 09:41