THE DIG
そろそろ嫌になって来たかもしれませんが、それでもLucasArtsもののアドベンチャーゲームです。なんかこう、一日か二日くらいで一気に最後まで遊べるので、一度始めてしまうと、止まりません。それはさておき、今回紹介するのは、あの Stephen Spielbergが原作を担当した「THE DIG」です。
ストーリー
近未来の地球。やや大きめの隕石が、地球に衝突するコースで宇宙空間を移動しているのが発見された。NASAは三人の宇宙飛行士を派遣し、小型の核爆弾を使って隕石の軌道を変更し、地球を周回させる計画を実行に移した。作戦は無事成功し、隕石の衝突は免れたが、その後隕石を探索していた三人の宇宙飛行士は、隕石内部にある謎の装置から、未知の惑星へと飛ばされてしまう。果たして、彼らは無事、地球へと帰還出来るのだろうか。
レビュー
Spielberg氏は元々、自身が監督する映画向けにこのストーリーを考案したのだそうです。しかし、予算の都合で映画化は実現しなかったため、LucasArtsにこれを元にゲームを作ってみないか、と持ち掛けたのだそうで。
それはさておき、原作が Spielberg氏なので、本格派というよりはエンターテイメント指向のSF作品となっています。高度な技術を持ちながら滅亡した種族とか、禁断のテクノロジーとか、ええ、そんな話です。ベタベタな話ですが、こういったネタが好きなら、きちんと楽しめるんじゃないかと思います。
但し、例によって難易度が高めです。ボリュームもあるし、謎解きにはかなり苦労させられるんじゃないでしょうか。実際、自分も二箇所ほど、どうしても分からない部分があって、ネット上のヒントに頼りましたし。
インターフェイスはかなり簡略化されていて、画面上の対象物をクリックするか、アイテムを使うか、のみです。その代わり、あちこちで様々なアイテムを駆使しなければならなくなったので、一部の謎解きはちょっと分かり辛くなっているんじゃないかと。
最高傑作とされる「モンキーアイランド」と比べてしまうと、やはり少し劣る部分が目に付きます。それでも、「二番目の最高傑作」の座を競えるくらいには完成度の高いゲームですので、アドベンチャーゲームが好きな方には、是非ともお勧めしたい作品です。
余談:
このゲーム、オリジナルはDOS用のゲームとしてリリースされました。しかし、自分は試していませんが、自分が入手したバージョンには、ウィンドウズ用の実行ファイルも同梱されているようです。オンラインドキュメントに「DirectX 6.1以降が必要」とか書いてあったので、間違い無いでしょう。つまり、エミュレータとかが無くても、正常に遊べるのです。
全部のパッケージがそう、という訳ではないんで、少しややこしいですが、イギリスで発売されている、DVDのトールケースに入っている廉価版(これが、自分が入手したバージョン)なら、間違い無いです。それ以外のパッケージについては、全く不明。ネットで検索すれば、多少は情報が入手出来るかも。
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