SAM & MAX : Hit the Road
また LucasArtsもののアドベンチャーゲームです。夏休みの最後に、40日掛けて熟成された宿題の山を、一気に片付けている気分。
ストーリー:
犬の SAMとウサギの MAXは、フリーランスの警察。今度の依頼は、サーカスから逃げ出した、氷漬けにされていた筈のサスカッチを連れ戻して欲しい、というもの。しかし、この事件には様々な思惑が絡んでおり、捜査を進めていく内に意外な展開を見せ始めるのだった。
レビュー:
ゲーム画面から、画面下部のコマンド、アイテム一覧が消えたのは、このゲームが最初だったと思います。このゲームでは、右クリックする度にコマンド(アイコン)が切り替わっていく方式を採用していますが、実はこれが、今一つ使い勝手が悪い。アイコンの意味も分かり辛く、クリックすべき場所が、プレイヤーの想像から少しずれている事も少なくありません。とまあ、正直に言って、インターフェイスの出来はいまいち。
しかし、それ以外は非常に良く出来ています。キャラクターの愛らしさとは裏腹に、ジョークのブラックさは相当なもの。勿論、謎解きにもその影響が出ており、時にはかなり強引な手段を採る必要もあります。って、いつもの事か。プレイヤーが直接操作するのは犬の SAMの方で、ウサギの MAXはアイテムとして「使う」事が出来ます。MAXを使う場面は何度かありますので、適当なアイテムが見当たらない時は、MAXで代用する事を考えてみましょう。ええ、そういうゲームです。
難易度は結構高いです。特に、中盤以降は移動可能な場所が増えるため、何が足りていないのか、何処で何をすべきなのかを把握するのが大変になってきます。それでも、「モンキーアイランド2」と比べると随分とマシですが。一つだけ、変に分かり辛いように感じる謎がありますが、全般的には非常に良く出来ています。充分に「傑作」と呼べる完成度だと言えるでしょう。
ただ、日本人にとっては英文の難易度が大きな壁となるかもしれません。スラングを始めとする、日本人には馴染みの薄い表現が大量に出てきました。素直に言うと、自分も結構多くの文章の意味は理解出来てません。
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