カナダのゲーム出版社を紹介
すいません、中途半端な状態でアップしたままになっておりました。
今回は、ちょっと変わった視点から、海外のゲーム事情を紹介、みたいな感じで。
取り敢えずはまあ、カナダにある二つのソフトウェア出版社(後述)へのリンクを。
The Adventure Company
Strategy First
名前を見てピンと来た方も多いかもしれませんが、それぞれが、アドベンチャーゲーム、ストラテジーゲームという特定のジャンル専門の出版社です。と言いつつ、Adventure Companyの方は、幾つものジャンルのゲームを扱う出版社の 1ブランド、という形らしいのですが。
双方に共通するのは、北米大陸に拠点を置きながらも、ヨーロッパでのサポートにも力を入れている点です。つまり、米国あたりで開発されたゲームをヨーロッパで展開したり、逆にヨーロッパ産のゲームを北米大陸に紹介したり、といった業務も行っているわけです。
そもそも、本格派ストラテジーゲームやアドベンチャーゲームは、現在のアメリカでは人気が下火である反面、ヨーロッパでは根強い人気を誇るジャンルであるわけでして。いずれにせよ、ガツンと大量に売れるジャンルではないので、アメリカ国内では開発しにくく、なおかつ国内で発売される可能性も低いため入手が困難だった、らしいです。そういった部分をフォローしているのが、これらの出版社であるわけです。
何はともあれ、こういった出版社が存在するという事実には、アメリカにおける(厳密には少し違うんですが。どっちもカナダの会社だから)ゲームファンの層の厚さを感じます。と言うか、海外ではコンピュータゲームというものが、単なる娯楽以上の「趣味」として、しっかりと定着しているって事なんでしょうね。その意味では、日本のゲーム業界というのは、いくら売上げの面で成熟しているように見えても、まだまだ発展途上なんだなあ、と感じます。
というわけで、マイナーなゲーム出版社の紹介というよりは、単に海外のゲーム事情が羨しいなあというお話でした。
脚注:ソフトウェア出版社とは?
いわゆるソフトハウス(ソフトの発売を行っている会社)の中でも、自社に開発チームを持たず、外部の会社で制作されたソフトの販売などを中心的な業務とする会社を指します。開発会社を子会社として傘下に収めている事も少なくありませんが、そういった細かい話は割愛。
要するに、書籍の世界における出版社と同じような役割を果たしていると考えれば分かり易いかと。開発会社が実際のゲームの企画と開発を行い、出版社が販売や宣伝活動などの営業とサポートを担当する、と。
海外では、このように開発を行う会社と出版を担当する会社が別々、というのがアタリマエになっているようで。こういった出版社で日本でも有名なのは、エレクトロニックアーツと、日本のエニックスあたりでしょうか。ああ、ゲームに関してはマイクロソフトもそうか。
| 固定リンク
「ゲーム」カテゴリの記事
- インディーズゲームのBundle物を2つ購入してみた(2012.04.08)
- GOG.comで年末セール(2009.12.19)
- The Elder Scrolls IV : Oblivion(2006.03.25)
- Civilization IV のパッチと公式戦略ガイド(2005.12.25)
- Civilization IV : 2回目のプレイ(2005.12.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント