Kohan Immortal Sovereigns
というわけで、Kohan : Immortal Sovereignsの紹介です。
このゲームは、米国の Timegate Studiosによって開発された、ファンタジー世界を舞台にしたリアルタイムストラテジーゲーム(以下RTSと表記)です。RTSでは、Age of Empire(以下AoEと表記)シリーズや、それに似たスタイルを持つゲームが人気を集めていますが、KohanのゲームシステムはAoEなどとは大きく異なっており、流行のスタイルを採用したRTSとは全く違うプレイ感覚を持っています。
取り敢えずはまあ、非常に地味なゲームです。画面や演出が地味なら、ゲーム展開もスローなペースでかなり地味。地味なのは別に悪い事ではありませんし、むしろそれはそれで一つの味だと思うんですが、取り敢えず AoEみたいな物を期待してしまうと、かなりガッカリするんじゃないかと。全く別のゲームと考えておいた方が良いです。
Kohanシリーズ最大の特徴は、多くの要素が簡素化され、なおかつ自動化されている点でしょう。例えば、消耗した部隊の回復、都市や資材の管理などは、プレイヤーが明示的に指示してやる必要が一切ありません。内政に関しては、都市にどの施設を増設するかを指示する程度です。かと言って、内政に頭を使う必要が無いという事はなく、むしろプレイヤーの決定がかなり長期にわたって影響を与えるため、きちんと長期的見通しを元に戦略を練る必要があります。ただ、RTSにありがちな、マウス操作の煩わしさが殆んど無いので、ゲームの要である戦闘部分に集中してプレイする事が可能なのです。
で、その戦闘部分ですが、Kohanではユニット六体+リーダーユニットで構成された部隊単位で、ユニットの管理を行います。戦闘中に各ユニットに対して細かく指示を出す事は出来ないので、どのように部隊を編成するか、どのように進軍していくのか、といった戦略、戦術面が、Kohanシリーズで最も大事な部分となっているわけです。
Kohanはマウス操作の忙しさが殆んどないので、一見 AoEなどより敷居が低いように見えますが、実際には物量作戦があまり使えなかったりして、しっかりと戦略の優劣を問われるゲームなので、むしろシビアなゲームと言えるかもしれません。まあ、難易度が低くなるよう設定してマップを自動生成してもらうとかすれば、下手くそでもそれなりに遊べそうな気がしますけどね(自分は、まだキャンペーンシナリオを少し遊んだだけ)。
とまあ、今はまだ少し遊んだだけなので、紹介文はこの程度で。もう少しじっくりと楽しんでから、改めて感想なんかを書いてみるかもしれません。
おっと、そうそう。このゲームは、完全日本語版がサン電子から発売されています。現在では、店頭で見掛ける事は殆んどありませんけどね。デモ版は、英語版ですが、公式サイトからダウンロード出来ますので、まずはこちらを試してみるのが良いかと。
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