2012/04/16

Legend of Grimrock : 育成に失敗したかと思ったけど。

土曜日の夜は、Level 4を突破したところで止め。

Level 2は戦闘がさほど辛くはなく、適当に戦っていてもどうにかなったのですが、Level 3からは受けるダメージが大きくなり、きっちり攻撃を避けていかないと厳しくなってきています。動きが素早い敵も早々に登場しているし、思っていたより忙しい操作が必要ですね。と言ってもRTS等に比べればマシだし、操作性が良い (ちょっとだけ癖あり、ですが) ので素直に楽しめておりますが。

あと、最初の内はどの武器Skillを伸ばすかを悩んでいたため、バランス良くポイントを割り振っていたのですが、これが良くなかった。与えるダメージがどうにも少なく、シビアな戦闘を余儀なくされてました。一時は最初からやり直そうかとも思ったのですが、どうにか持ちこたえつつ、得意武器をがっつり伸ばして挽回する事に成功しました。このまま先に進められそうです。

Grimrock_skill

一応フォローしておくと、全体的に見れば一つのSkillだけを伸ばすのでなく、ある程度は満遍なくポイントを割り振っていった方が正解だと思います。基礎能力値も上がるし。しかし、自分の場合はタイミングとバランスが悪かった。初期は、一つの武器Skillになるべく集中させて、なるべく早く安定した攻撃能力を確保した方が良さそうですね。

パズルの方は、少しずつ凝った仕掛けのものが出て来ております。少なくとも現時点では、良く考えて作られているように思うし、徐々に難易度が上がっていくバランス調整もなかなか。但し、Secretは既に難しいものがちらほら出ており、見えているのに取れなかったアイテムもあります。Secretを全部見付けるのは、至難の業っぽい印象。

パズルと言えば。遠くの床スイッチに適当な物を投げて稼動させるというお馴染みのパターンは、このゲームでも良く使われています。物を投げる方法は2種類ありまして、まずInventoryでアイテムを掴んだ状態で、画面上部をクリックする方法。こちらは、アイテムが放物線を描いて飛んで行きます。もう一つは手にアイテムを装備して右クリックで投げる方法。こちらだと、重力の影響を受けずに壁まで一直線に飛んで行きます。両者の違いを覚えておいた方が良いです。

もう一つ、ついでに書いときますと、仕掛けを動かした途端に敵がワラワラ沸いてくるパターンを何度か経験しているので、小まめにセーブしておいた方が吉。

ま、今日はこんなところで。仕事がある日は原則としてゲームを遊べないので、次に遊べるのは水曜日の朝でしょうか。

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2012/04/14

Legend of Grimrockが遂に発売。

インディーズCRPG界で注目を集めていたLegend of Grimrockが、遂に発売されました。たまたま仕事が休みの日だったので、解禁直後にインストールして遊んでおります。

Legend of Grimrock : 公式サイト

Legend of Grimrockは、懐かしのDungeon Master風の……と言うより殆んどそのまんまの、ダンジョン探索を中心としたCRPGです。流石にグラフィックは現代の基準に合うよう大幅に強化されていますが、ゲーム性は良くも悪くも昔ながらのゲームそのものです。ストーリー性は希薄で、様々なモンスターと罠と仕掛けが待ち受けるダンジョンを、ひたすらゴールを目指して突破していくのが目的。

実は、リアルタイム戦闘のCRPGを「がっつり」遊ぶのは、今回が初めてでして。大昔の作品で操作の忙しさについていけずに投げてしまい、それ以降ずっと苦手意識で敬遠していたのです。しかし、時間が経って苦手意識が薄れたのと、本来は興味のあるタイプのゲームであるので、手を出してみました。

ま、細かい解説は追々書いていくとして、序盤を遊んでみての雑感を。

20120412_00004

キャラクター関連の仕様は、種族が4種にクラスが3種とかなり少な目。スキルも各クラスに6種ずつしかなく、現代の基準ではかなりシンプル。それでも充分な自由度はあるし、ゲーム性を考えると欠点という程ではないのですが、多様性のあるキャラビルドを楽しみたい人には物足りない仕様なのは確か。

自分は難易度設定Normalで遊んでおりますが、戦闘は3つめのマップから難しくなりますね。それまではダンジョンの構造や仕掛けを上手く使っていけば力押しでもどうにか出来たんですが、これからはしっかり腕を磨いて上手く立ち回れるようにならないと、詰まってしまいそうです。アクションが苦手なら、Easyでも良いかも。謎解きの方は、まだそんなには難しく感じませんが、この手のパズルに慣れていないと序盤から詰まる可能性がありそうです。

自分はアクションが苦手なので、序盤から何度もやられてしまいましたが、そろそろ慣れてきたかな……?

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2012/04/08

インディーズゲームのBundle物を2つ購入してみた

海外には、インディーズのゲームのセットを「好きな値段で」買える、ちょっと変わった企画を行っているサイトが幾つかありまして。こういうBuldleものを2つほど購入してみたので、せっかくだから紹介します。

Indie Royale : The April Fool Bundle (註:現在のBundleは、11日あたりで終わり)

Indie Royaleは、2週間に一度のペースで新しいBundle企画を開催しているようです(今の時期だけかも)。運営しているのはゲーム配信サービスの一つDesuraを運営している会社で、中身はDesuraで配信されているゲームから選ばれているようです。勿論、Steamでも配信されているゲームは、Steamでも遊べます。

この企画では「最低限、支払わなければならない金額」が設定されているのですが、この最低価格が状況により変動するというのが、面白い特徴です。具体的には、あるユーザーが最低価格で購入した場合、それ以降の最低価格がわずかに上昇します。しかし、最低価格より高い金額を支払うと、金額に応じてそれ以降の最低価格が下落します。

少しでも安く買おうと考えてるなら、ややギャンブル性のある利用し辛いBundleとも言えるのですが、サイトの価格移行グラフを見るとそこまで大きく価格が変動するわけでも無さそうなので、適当なタイミングで購入すれば良いのではないかと。

なお、今回のBundleはゲーム5本で4ドル台の価格設定。最低価格より多く支払った人には、ボーナスとして80年代の日本産ゲーム風の音楽アルバム(デジタル版)も付いてきます。

個人的には、英Pom Pom Games社が開発した「Astro Tripper」「Alien Zombie Megadeath」の2本を目当てに購入。正直に言うと、Astro Tripperは同社のデビュー作という事もあり、ややイマイチな感じではあるのだけど、大昔に遊んでいた思い出があるので、再購入してみました。「Hack, Slash, Loot」「Defence Grid」も面白そうではあります。

Gamers Gate : Indie Fort Bundle Nr.1 (註:現在のBundleは、13日あたりに終了)

こちらは、Gamers Gateが企画したもの。今回が初めての開催で、今後どれくらいのペースで開催するか等は不明。

Indie Royaleと同様に最低価格が設定されていますが、こちらは変動なし。その代わりに、余分に支払われた金額が一定以上蓄積されると、追加コンテンツが解禁される仕組みになっています。追加コンテンツは、最低価格で購入した人でも貰えるようです。現時点で既に殆んどの追加コンテンツが解禁されていますが、残りが無事解禁出来るかどうかは、微妙な感じではあります。

こちらのBundleは、ゲーム6本で $5.99が最低価格となっています。それに加え、追加コンテンツとして更に一本のゲームも解禁済み。CRPGが多いですね。


双方ともに、最低価格に上乗せして支払った分は、全て開発者に分配されます。「こんなに安くて、開発者は大丈夫なのか?」と思った場合は、素直に金額を上乗せしてあげて下さい (笑)。インディーズゲームに不安を感じるのであれば、取り敢えず最低価格で試しに購入してみるのも、勿論アリです。一本でも気になるゲームがあれば、思い切りお買い得なのは間違いありません。

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2012/04/01

幻の傑作CRPG、Wastelandの続編は、一体どんなゲームになるんだろうか。

今から3年半ほど前に発売され、日本でも話題となったFallout 3。そのFalloutシリーズの原点とも言うべきCRPG、「Wasteland」の続編が開発されます。2013年秋に発売予定。

Kickstarter : Wasteland 2

リンクが示すように、少し前の Tim Schaffer氏の新作と同じく、Kickstarterで開発資金の融資を募っています。既に目標金額は突破しているので、発売自体は確定。あとは金額次第で、ゲーム内容や対応プラットフォームが充実していきますよ、という段階。融資総額が210万ドルを突破した際には、Fallout New Vegasや、初期のFalloutの開発に関わった、Obsidian Entertainment社が開発に参加します。

オリジナルのWastelandは、1988年にInterplay社より発売されました。CRPGでは初めて「核戦争後の荒廃した世界」を舞台とした作品であり、他にも独自の要素を幾つか盛り込んだ、野心作であったようです。このゲームをデザインしたのは、当時Interplay社の社長だった、Brian Fargo氏を始めとする、数人のチーム。

その後、続編の開発が始まったものの、頓挫してしまいます。同じく(初期作品が)Interplay社から発売されたFalloutシリーズは、Wastelandの特徴を幾つか引き継いではいるものの、根本的には別のゲームであり、Brian Fargo氏も直接には開発に関わっていません。そんな事情もあり、Brian Fargo氏はいつかWastelandの続編を現実のものにしたい、という想いをずっと抱き続けてきたそうです。で、今回Kickstarterによって、その夢がやっと叶った、と。(なお、Kickstarterを利用しようと考えたのは、Tim Schaffer氏の新作が圧倒的な融資を得られたのを見て、勇気付けられたから、なんだとか。)

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2012/03/11

DSiウェアの「プチコン」を購入&「プチコンMK-II」が3月14日に発売。

結構前の話ですが、DSiウェアの「プチコン」を購入しました。これから買うなら、3月14日に発売される、改訂版の「プチコン MK-II」をどうぞ。というわけで、実際に触ってはないのだけど、「プチコンMK-II」の方も一緒に紹介しておきますね。

プチコン公式サイト
プチコンMK-II公式サイト

「プチコン」及び「プチコンMK-II」は、DSi以降で使える、プログラム開発環境です。ダウンロード販売専用で、価格は両方とも800円。DS本体だけで、プログラミング環境が完成しちゃってる点が、一番の売り。言語は、8ビット時代のBASICほとんどそのままですが、行番号が無く代わりにラベルを使うなど、一部に仕様の違いあり。MK-IIでは更に、GOTO文で指定するラベルに変数が使えるので、C言語でいう関数ポインタに似た事も出来ます。他にも、色々と便利機能が追加されていて、BASICとしてはわりとリッチな感じに仕上がっています。

BASICを知らない人向けに、簡単に説明しておきます。BASICは1970年代に、プログラミング学習向けに作られたプログラム言語です。80年代になり、一般家庭にパソコンが普及し始めた頃に、パソコン初心者の間で人気を呼びました。これは、殆んどのパソコンで簡単に使えた事と、当時の基準でパソコン用ゲームソフトが高額だった事が、主な理由だと思われます。そもそもが学習用途なので、非常にシンプルで分かり易い反面、あまり高度なプログラミングには向いていません。しかしながら、趣味で使っている学生がユーザーの大半だったせいか、とんでもない技術を駆使した大作プログラムを組む人も、結構ゴロゴロ居たりもしましたが。

で、「実際のところ、どこまで出来るの?」という話ですが。具体的には、Youtubeなどの動画を見てもらうのが、一番分かり易いでしょうが、せっかくだから簡単に説明。そもそも、DS自体の性能が、昔のパソコンと比べると遥かに高いので、出来る事の幅は意外と広いです。ファミコン中盤頃までのゲームなら、充分に完全再現を狙えそう。DSの2Dグラフィック機能が一通り使えるし、三角関数なども用意されているので、工夫次第でかなり遊べる感じ。音楽については、開発コストの都合で、Mk-IIから本格的に対応となりました。むしろ、音声合成という豪華すぎるオマケ付き。

プログラミングの入門環境として、プチコンが気になっている人は、「ファミコンレベルかよ……」と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけ、最初の内はこの程度の方が良いです。上限がはっきりしている分、完成形をイメージし易いですから。勉強を始めた頃は、当面の目標がはっきりしていた方が良いと思います。それに、これでも面白く作るために工夫すべき余地は、色々とあるわけですし。ファミコンレベルでも、面白く作るのは大変ですからねぇ。

但し。もしプロのプログラマを目指すのであれば、プチコンは趣味と割り切って、早めに他のプログラム言語の勉強を始めた方が良いでしょう。と言うのも、プチコンは仕様が古過ぎて、現在のプログラミングの常識が通用しないからです。そういうプチコンの特殊な立ち位置さえ理解しておけば、プチコンから学んだ事を無駄にせずに済むでしょう。

その一方、プログラミング経験者にとって、プチコンの存在意義がどこにあるかと言うと、懐古趣味を除けば、やはり「DSだけで、気軽にプログラミング出来る」の一点に尽きます。古いBASICである以上、本格的なプログラミングは期待出来ないわけで。ここに魅力を感じなければ、プチコンは無用の代物でしかないでしょう。良くも悪くも、プチコンはそういうものです。

ただまあ、「趣味としてプログラミングを楽しむ」という点では、(現在の基準で)ヘボいゲームが許される環境というのは、隅っこにさりげなく残しておいた方が良いんじゃないか、とも思うわけで。趣味だから自分が楽しければ良いとは言っても、作ったものを見てもらえるかどうかは、モチベーションに関わりますから。「こうあるべき」とは思わないけど、選択肢の一つとしては、あった方が良い、という感じで。

ま、取り敢えずポチポチと触ってみます。

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2012/02/19

Tim Schaffer氏の新作アドベンチャーについて、続報。

Kickstarterで一般から資金を募っていた、Tim Schaffer氏の新作アドベンチャーゲームに関する、最初の公式発表が、Youtubeに投稿されました。

Tim Schaffer氏自ら、現時点で確定した仕様を、ジョークを交えながら語っています。流石に、ゲーム内容そのものの話は無し。

まず、対応プラットフォームとして、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidの5つが確定。モバイルOSについては、流石にタブレットのみの対応かと思われます。(動画の中では、言及なし)

また、英語のみではありますが、音声が付く事も確定。字幕は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の5カ国語が確定。残念ながら(と言うか、やはりと言うか)、日本語は対応の予定がありません。

あと、Kickstarterで$15以上援助した人にのみ、DRM-Free版も提供されます。

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2012/02/16

Tim Schaffer氏の新作、来る。

本日は、予定を変更して、緊急ニュースをお知らせします。更新をサボっている間に、4gamerとかに書かれちゃったけど、気にせず書きますよ。

自分が敬愛するゲームクリエイターである、Tim Schaffer氏の新作に関して、2つほど大きな動きがありました。(と言っても、日本ではTim Schaffer氏の名前は馴染みが無いかも。氏の紹介は、最後にて。)

まず、Schaffer氏にとって久々の「昔ながらのアドベンチャーゲーム」となる新作の制作が、確定しました。この作品については、「Kickstarter」というサービスを利用して、一般からの資金提供を募っていたのですが、開始からわずか8時間強で、目標額の40万ドルを突破。 制作が確定しました。制作されるゲームは、さほど大きくない規模のもので、半年程度で完成させる予定だとか。対応機種は、詳しくは後述しますが、Windows以外は未定。

なお、既に目標額には達しましたが、援助金の受け付けは、最初に設定した期限である3月13日(現地時間)まで、引き続き行われます。製作者によれば、集まった金額が増えるほどに、対応するプラットフォームや対応する言語を増やしていく(増やせる)との事で、金額次第では、日本語版が発売される可能性が、無きにしもあらず……なのか?何故か知らないけど、Tim Schaffer氏自身が、日本語でアピールするツイートを流してますし。まあ、優先順位は、かなり低いと思われるので、過度の期待は禁物ですが。

なお、15ドル以上援助すると、ゲーム本体とベータ版へのアクセス権、及びメイキングビデオ(ダウンロード版)が漏れなく付いてきます。それに加え、これから設置される専用の掲示板にて、制作会議に参加する権利も与えられます。英語力が必要ですが、これは面白いチャンスと言えるでしょう。これ以上援助した場合のオマケは、Kickstarterのプロジェクトページにて確認をお願いします。

注意点は、ポスター等を目当てに100ドル以上援助する場合、アメリカ国外に住んでいる人は送料として10ドル上乗せして金額を指定しなければならない事。まあ、氏の熱狂的なファン以外には、明らかに割に合わない内容なので、これだけ高額な援助をする人は殆んど居ないとは思いますが、一応。

そして、もう一つ。あのMinecraftの作者が、Tim Schaffer氏に対し「Psychonauts 2を現実の物にしようじゃありませんか。」とTwitterで呼び掛け、ちょっとした騒ぎになりました。平たく言えば、「資金を出すから、Psychonauts2を作らないか?」という話でして。その後、具体的な交渉に入っている事が、Tim Schaffer氏から語られています。

勿論、まだスポンサーが名乗り出ただけの段階であり、制作する事が確定したわけではありません。とは言え、比較的実現の可能性が高そうな話であり、ファンにとって大ニュースなのも確か。まあ取り敢えずは、今後の公式発表をワクワクしながら待ちましょう。

なお、前作のPsychonautsは、SteamGOG.comにて、安価で発売中。ゼルダ+マリオなアクションアドベンチャーで、細かい欠点はあるけど、出来はかなり良いです。アクションが多彩な分、ボタンを多く使うので、慣れるまでちょっと大変ですけど。あと、奇抜すぎる世界観やストーリー、キャラクターデザインは、好みが分かれそう。今、久し振りに遊んでいるので、もう少ししたら紹介文を書きます。

Tim Schaffer氏とは?

Tim Schaffer氏は、LucasArts時代に「Grim Fandango」「Day of the Tentacle」などのアドベンチャーゲームを手掛け、アドベンチャーファンから熱狂的な支持を受けている人物。LucasArtsを退社後、Double Fine Productions社を設立。独立後は、「Psychonauts」「Brütal Legend」など、アクションアドベンチャーばかりを手掛けています。なお、手掛けた作品の全てが日本で発売されていないため、日本での知名度はかなり低いと思われますが、数は少ないながらも、熱狂的なファンが存在する模様。

しかし、氏の作品は、いわゆる「カルトヒット」となる事が多く、メディア、プレイしたユーザー共に高い評価を得ながらも、売り上げの面では振るわない事が殆んど。雰囲気作りや台詞回しの巧さは一級品だけど、ややクセが強いので、一般受けはしない感じ。その代わり、ファンからは熱狂的な支持を受けているのですが。

ゲームとしては丁寧に作り込まれているので、ちょっと変わった雰囲気を楽しみたい人には、素直にお勧め。

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2012/02/02

King Arthur 1:ここからが本番。

キャメロット城を入手する事により、本格的な内政とランダムクエストの要素が解禁され、これでようやく、King Arthurに用意された全てのゲームシステムが出揃います。つまり、ようやくここからが本番というわけです。内政の指示は、冬のターンだけ(つまり、4ターンに一度)しか行えないので、まずは冬を待ちます。

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さて、まずは待ち望んでいた技術開発画面を開いてみます。Millitary、Economy、Kingdomという3つの技術ツリーがありますが、まずは軍事力の強化を狙います。そろそろ、敵側にランクが上のユニットが出て来ているので、こちらも戦闘力の底上げをしておかないと、辛くなりそうです。最初は、BowmanをLongbowmanにアップグレードさせる技術を選択。パッチで弱体化したとは言え、何だかんだで弓兵の影響力は大きいですから。なお、既存ユニットのアップグレードは、無償で自動的に行われます。

ところで、技術ツリーから判断すると、Moralityで解禁されるユニットや、DLCで追加されるユニットには、アップグレードが用意されていないようですね。解禁された時点では強力だけど、後々まで使えるわけではない、という事か。……いや、これらのユニットは、基本ユニットには無い特殊能力を持っていたりするので、決め付けるのは良くないか。まあともあれ、評価は保留。

技術開発は、Reserchポイントが毎ターン蓄積されていき、各技術の必要分が溜まると完成するという、ストラテジーではお馴染みのスタイル。勿論、Reserchポイントの産出量は、幾つかの方法で上げる事が出来ます。国力増強では、まずここを上げてみましょうかね。

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というわけで、続いてキャメロット城への設備投資。Reserchポイントの産出量を増やすものの他に、周辺地域の収入を増やすもの、生産するユニットに経験値を100xp与えるもの、の合計3つの設置を指示しておきました(建築の指示が、4ターンに一度しか出せないため)。最初は、このへんが鉄板でしょうかね。

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ターンを進めて春になると、ランダムクエストが発生する季節。さっそく、4つのランダムクエストが発生しております。いわゆる「お姫様救出」クエストが2つに、洪水と、クリスチャンの反乱。洪水と反乱は、内政にペナルティが発生してしまうので、早めに解決しておいた方が良さそう。こういったマイナス効果を持つクエストは、種類によっては技術開発により発生を抑えられるようです。発生頻度次第では、早めに該当する技術を開発しておいた方が良いかもしれませんね。

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また、今回の洪水と反乱クエストは、「Diplomacy」クエストであり、金銭や食料などの貢ぎ物と引き換えに交渉を行う、というスタイルになっています。貢ぎ物が多いほど、高度な交渉オプションが選択可能となります。写真は洪水クエストのものなので、貢ぎ物ではなく住民への奉仕なのでしょう。状況によっては、必ずしも最もコストが掛かる選択肢が最も良い、というわけでも無さそう。この例だと、最上位の選択肢でMoralityがRightfulに+1されてしまうので、Tyrantルートを進む場合は、少しだけ悪影響が出てしまいます。

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などとやっている内に、シナリオ進行に関わるクエストが発生。この先に起こるであろう惨事を予見したという男が現れたため、惨事を未然に防ぐために、この男から話を聞く必要がある、というもの。ネタバレを避けているので、詳しくは書きませんが、最初に発生したクエストだけでは終わらず、この男に会うまでにまだ一悶着ありそうな予感。

ま、取り敢えず今回はここまで。

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2012/01/29

King Arthur 1 :キャメロット城を入手

さて、いよいよキャメロット城を入手しますよ。これが終わるとストーリーが新たな章に突入し、内政の要素がゲームに加わります。

まずは、状況の説明を。このゲームでは、キャメロット城は二つの建設候補地のうち、どちらかを攻略してキャメロット城を建設する、という設定になっています。候補となる都市は、Londonと、Virocoriumの二つ。後者のVirocoriumは日本人に馴染みのない名前ですが、中部イングランドの最西端あたりに存在していた、ローマ帝国時代に作られた都市だそうです。ゲームの舞台となる時代では、ローマ帝国ではなくケルト系民族の支配地となっています。

と、これを書いていて思い出したんで白状しますが、最初の紹介記事でゲームの舞台を「10世紀ごろのイングランド」とか書いていますが、これは明らかな間違いであり、お恥ずかしい。ゲームの舞台は七王国時代と呼ばれる時期であり、年代では5世紀から8世紀に相当します。ゲーム内の状況と、原案となった伝説から察するに、七王国時代の中でも早い時期ではないかと思われます。

それはともかく、どちらをキャメロット城とするかは、アーサー王が庇護する信仰として、Old FaithとCristianityのどちらを選ぶかで決めます。Old Faithを選ぶならVirocorium、CristianityならLondon。自分は最初からOld Faithで行くと決めていたので、ここは迷わずVirocoriumで。

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これが、Virocorium攻略直前の様子。上の方で光の柱が降りているのが、目的地のVirocorium。当然ながらここには敵軍が駐留してますが、更にそのすぐ下のストーンヘンジにも、別の軍隊が駐留しています(見え難いけど、旗に注目)。敵の残存戦力はこれだけですが、攻城戦では多大な損害が予測されるので、両方の軍隊を同じターンで潰しておかないと、反撃が怖い。というわけで、まずは下の部隊を蹴散らしてから、Virocoriumの攻略に取り掛かります。

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2012/01/25

久し振りに、King Arthur (1)を進めてみた。

Might and Magic Heroes VIという待望の大物が、ようやく到着したと言うのに。何だか最近は、King Arthurを遊びたい気分なのですよ。というわけで、こちらも少しずつ進めていく事にしました。

最後にKing Arthurの記事を書いてから、何度かパッチが来て、ゲームバランスに大きめの調整が入りました。具体的には、弓兵の弱体化と、特に序盤で新しいクエストが発生するタイミングを遅らせた(註:発生条件を満たしてから、発生するまでのタイムラグを大きくした)、のだそうで。まあ確かに、ターン数制限付きのサブクエストが次々と発生して、大忙しでしたからね。今回、最初からやり直してみたら、確かに昔ほどには忙しくない感じ。それでも、とあるクエストは発生条件を知らないと、相当にシビアですが。

さて。先程書いたように、バランス調整が入ったので最初からやり直しています。現在は、メインストーリーで「湖の魔女」の手でエクスカリバーの魔力を甦らせる事に成功し、次は今後の拠点となる城塞都市キャメロットを奪取しよう、という流れ。……ですが、サブクエストを攻略していたら、あと一歩のところで時間切れ。キャメロット城攻略は、次回にお預けです。

一般的なCRPGと同様に、King Arthurも、サブクエストを全てこなして行った方が、後々有利です。原則として、サブクエストを敢えて無視する理由は、ありません。で、サブクエストを全てこなしていく前提で言うと、序盤は結構難易度が高いですね。戦闘に勝つだけなら、さほど難しくはないんですが、一部サブクエストにはターン数制限があるため、直前の戦闘で損害をきっちり抑えておかないと、回復の余地が無くてかなり厳しい。自分はRTSに不慣れな事もあって、序盤を何度もやり直してます……。

Ka1_000001

それはさておき、サブクエストは内容がバラエティ豊かで、シナリオ面では良い感じですね。その中でも、いわゆる外交をショートストーリー風に仕立てたものが、「CRPGと戦略ゲームの融合」という点で、なかなか興味深いです。外交と言っても、反乱分子との密会など、裏取引とかスパイ活動などと表現される類いのものですけれども。どうやって密会するか、相手の提案にどう返答するかなど、選択肢が多くて悩ましい。理屈だけで言えば、自分が選んだMoralityに沿った選択肢を選べば良いのですが、理想を貫くのか、実利を取るかで悩む場面があったり。今後も、こういう面白い選択肢が数多く用意されていれば良いのですが。

いずれにせよ、外交を行えるタイミング、と言うよりその国に侵攻する最善のタイミングが、シナリオで決め打ちされているわけでして。戦略ゲームとして評価する場合は、ここが大きな弱点と言えるでしょう。取り敢えず現時点では、King Arthurは根本的にはあくまでCRPGである、という印象。

但し、宣戦布告と同時に敵の複数の主力部隊を一気に潰せるよう、準備が整ってから宣戦する、敵部隊の配置が都合良くなるまで宣戦を待つ、などのテクニックがちゃんと通用するので、少なくとも軍事活動に限れば、しっかり戦略ゲームの風味も味わえます。今後、軍隊の規模が大きくなれば、戦略ゲームの風味も強くなる……というのを期待しつつ、今回はここまで。今晩仕事が休みなので、キャメロット城の攻略に取り掛かりたいと思います。

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